Billy Hart(drums)のECMでは、初のリーダー作。
今回のタイトル「All Our Reasons」は、そのECMでのCharles Lloyd Quartetによる「All My Relations」にひっかけたようにも感じられます。
そう思うと、Mark Turnerのtennor saxも、ここでは温かく柔らかみが溢れており、John ColtraneからCharles Lloydに受け継がれた、あの音色を思わずにはいられません。
2011年6月ニューヨークでの録音。曲は全てメンバーたちのオリジナル。
これが最先端のジャズかと身構えて聴いていると4曲目 Nostalgia For The Impossible あたりからグッといい雰囲気になってきます。まさにノスタルジックな曲調でホッと一息。続く5曲目 Nigeria はECMらしからぬ?乗りの良い曲。ますますCharles Lloyd風になってきました。
心地よく聴き進んでいくうちにラストのImke's March では口笛までが登場し、このセッションは、かなり本人たちが楽しんだものではないかと感じました。
Manfred Eicherもジャズを楽しみだしたか?
演奏側が楽しくなければ聴く側も楽しめないということを、意外にもECM作品で知りました。