Bill Frisellは、とても振幅の広いミュージシャンです。掴みどころがないと感じてしまうくらい。
温和な表情からは想像もつかないシリアスな面をさらけだす時もありますし。
しかし、このJohn Lennon作品集の、極めつけのまったり感、心安らぐ曲の連なりは、どうでしょう。彼の優しさを極限まで表現した作品ではないでしょうか?
編成としては、スチールギター、フィドル、ベース、ドラムにBill Frisellのギターなので、やはりカントリー風味のJohn Lennonということになります。
アメリカのど真ん中のドライブインで流れていてもおかしくない、というかぴったりの音楽。
これほど、平易で優しいBill Frisellも珍しいと思います。不世出の天才への敬意の表れか?
このまったり感が最もはまった曲が、もともと穏やかな曲調のBeautiful Boyです。表題曲のGive Peace a Chance もずいぶん角が取れ、優しい曲調に生まれ変わりました。
天国でJohn Lennonが微笑んでいると思います。
さきほど、告井延隆さんの、アコギ一本でのBeatles LIVEを観てきました。Beatlesへの敬愛の念が込められた素晴らしい演奏でした。
本作からもBill FrisellのJohn Lennonへのリスペクトの念が感じられます。次はBeatles作品集でしょうか?