現在、新書で入手可能なブロドヴィッチの作品集は、
本書(Phaidon)と、もう一冊assouline社に代表的なものがあるようですが、
それぞれ一長一短があるのでその辺に触れておきます。
※ちなみに二冊ともタイトルが同じなので、このカスタマーレビューも両方にリンクするようです。
なので以下より、それぞれを出版社名で表記します。
Phaidon刊に関しては膨大なテキストと作品掲載量が魅力であり、
ブロドヴィッチが何者であったかを余すところ無く知れる、非常に資料的価値の高い物になっています。
しかし、作品一枚一枚の見せ方は小さく、当時の雑誌等をそのまま上から撮った物が多いので、
アート作品集としての楽しみ方はちょっと薄い・・・。
もう一冊assouline刊の黒い表紙の本は掲載作品数自体は少ないものの、テキスト無し&大判刷りで、
純粋に写真集として楽しめる内容に仕上げてます(掲載作品はベストセレクションと言える)。
どちらも全く違う意味で内容が良いため、好みや用途に合わせてどうぞと云ったところでしょうか。
敏腕編集長ブロドヴィッチの仕事を、世相や取り巻く人物達も踏まえてしっかり勉強なら断然 Phaidon刊、
蘊蓄抜きで感覚的に楽しみながらブロドヴィッチの手がけたアートワークに触れたい、
もしくは当時のファッション写真への興味からなら、assouline刊のがオススメです。