1975年大阪フェスティバル・ホール実況録音、横尾忠則デザインのジャケットなので、これは輸入盤ではなく日本盤をと思い、2000年のCDを遅ればせながら2009年に購入。これは昼の部 "Agharta" (アガルタ)、夜の部は "Pangaea" (パンゲア)、因にスイングジャーナルが選んだのは前者。ライナーノーツにはLPレコード発売時のオリジナルと「マイルス・デイビスと語る」もあり、マイルスの秘密(でもないか?)や考えなどが色々わかって、期待以上に楽しめた。
LPの収録時間に収まらずカットしてフェイドアウトしていた?ラスト部分が、このCDには含まれているのでDisc 2は 60分56秒 (輸入版CDは51分53秒=26:22+25:31構成?)。マイルスがステージを降りた後もメンバーがそのまま続けた演奏らしい、このラスト部分は記録としては貴重だが、正直言って私の好みではない。
LPには「住宅環境の許す限り、ヴォリュームを上げてお聴きください」と書いてあったらしいが、特にベースの音がそれなりに鳴るスピーカーで聴きたい。
音楽・演奏は、すごい、かっこいい、超越している、ジャズとかロックとかジャンルはどうでもよく、そういうのを超えたマイルスだ。彼が演奏していない間にも漂う気配、存在感、オーラ。感電して痺れて、聴けば聴く程一種の脳トレになって音楽に対する理解度・感度が上がり、また不思議な禁断症状がやってくる。
マイルスの "Kind of Blue" 他多数の5つ星傑作群の中では4つが妥当と思いつつ、ライナーノーツのインタビューが気に入ったので +0.5、よくぞ大阪で貴重な記録を残してくれた感謝で +0.5、結局5にした(笑)。。。
禁断症状と言えば、30年程前に衝動買いしたLPレコード "Bitches Brew" は、当時の私には早過ぎた感があったが、これも不思議な禁断症状があり、最近CDを購入、"In a Silent Way" も同様。禁断症状は、少年の頃ビートルズやストーンズで経験したが、それとは別次元の感じ。今、この "Agharta" + "Bitches Brew" + "In a Silent Way" がグルグル回って、時折、おまけと言っては何だが "On the Corner" が入り込んでくる。はまってしまったか。。。さらに、"Agharta" の途中でベースがちょっとだけ "So What" をやっていて、それが気になると、今度は、"Kind of Blue" や "Four & More" で "So What" を無性に聴きたくなる。マイルス、恐るべし!