Deantaのボーカル、メアリー・ディロンの妹の3rd。
ポップさが出てきて、トラッド色は薄くなりつつある傾向だが、12曲中、4曲がトラッド。
ただ固有の伝統楽器はほとんどなし。
1曲目「Never in A Million Years」や9曲目「This Time」などはずいぶんポップで、ちょっぴり同じアイルランドのコアーズを思わせるようなメロディー。
絶賛なのは3曲目。
トラッドの「Here's A Health」
まず出だしのサム・レイクマンのピアノアレンジがすばらしい。
やっぱこの人センスめっちゃいい。
そして、カーラの歌い方が、完全にトラッドの歌い方で、節回し、声色は姉のメアリー・ディロンにそっくり。
そのメアリーは5曲目「Garden Valley」でバック・コーラスで参加。
今回は1曲のみ参加でさびしい。
メアリーがディアンタで歌った「Ready for the Storm」と同じDougie Mcleanの曲ですな。
アイルランドでの人気ぶりなどはよく知らないが貫禄がついてきた。
トラッド出身で、トラッドを超えた活動をしている歌い手というと、メアリー・ブラックらがいるが、その流れの次世代として、確固たる地位を築き上げている感じがする。
7曲目でアコーディオンでマーティン・オコナーが、8曲目でデュエットでポール・ブレディが参加。
トラッドファンだけでなく、一般のリスナーの心もつかむのではないかと思われる作品。