BRANDYといえば94年のデビューから、ティーンアイドルとしてメガセールスを記録し、アリーヤやモニカと並んで期待のニューカマーとして騒がれ、カットシングルのいずれもスマッシュヒットを放った。
98年のセカンドアルバムは当時の新鋭プロデューサーであるロドニー・ジャーキンスを指揮に招き、彼の手がけたTHE BOY IS MINEではライバルのモニカとデュエットして13週間の全米1位を記録、売り上げもシングルでは異例の200万枚を突破した。セカンドアルバムは勢いに乗って世界でのトータルセールスは1500万枚となった
そして2002年には出産と結婚を経験し、もっともパーソナルなフルムーンというサードアルバムを発表。またもやロドニー・ジャーキンス総指揮のもと機械的な実験を試み、奇抜なダンスアルバムとなった。
そして、ブランディ第4段アルバムとなる今作は、長年のパートナーだったロドニーから離れ、ライバルの故アリーヤの専属プロデューサーだったティンバランドが総指揮を取ることとなった。その大半は最近ではシンガーのプロデュースの減ってきたティンバランドにしては渾身のシンガー向け実験トラックのオンパレードで、HIP HOP的なバウンシーなナンバーから、エレクトリックなダンストラック、声を機械のように加工する手法で度肝を抜かせる。
そして、第一弾シングルとしてカットされる曲は時代の波に乗っているKANYE WESTの傑作で、レトロ感漂う秀逸なナンバー。ティンバランドの近未来的な雰囲気の中で逆を行くようなクラシックナンバーが意外と調和を取っているような気もする。