内容に対応したサンプルデータがダウンロードできるとあるのですが、それはあくまでも「バラの素材」であって、プロジェクト、コンポジションのデータはダウンロードデータには含まれません。ということは、本書の内容に沿った作業をやってみようとすると、それらバラの素材を自分なりに組み立てる必要がまず、あります。それではねー……
例えば、チャプター4、3Dレイヤーの話になると、それまでの章には登場しなかったプロジェクトがいきなり出てきます。
そこで使用する材料だけはダウンロードできるのですが、そのプロジェクト・コンポジションのデータはありませんし、どういう設定で作られているのか、という説明もありません。内容に沿って作業してみようとするならば、背景の空素材が800x600の素材なので解像度はそれなのかな……などなど手探りで自分なりに作ってみる必要があります。
各チャプターの、各セクションの、初期状態のプロジェクトが無いのでは少なくとも初心者にはどうしようもないのでは。
こういう本は、まず本の言いなりになって、実際に手を動かしながらいじってみて、という使い方になるはず。
PeachPitのマニュアル本などは、「ここから始めようという人はこのファイルを開いて」「わかんなくなっちゃったらこのファイルから始めてみよう」的な指示や添付データが大変親切。(ただし日本語版は高価ですけどね−)
少なくともその点において決定的に大変残念な本です。これから始めてみようという初心者には使えないでしょう。