アメリカ、ニューヨーク出身の20人から成る室内音楽集団、ALARM WILL SOUNDによるAPHEX TWINのカヴァーアルバムです。
自分は元々カヴァー元のAPHEX TWINの方のファンで彼らのことは今回初めて知りました。
たまたまレコードショップで見かけ、前から気にはなっていたので何気なく買ってみたらビックリ!
打ち込みによるテクノ曲をここまで忠実に演奏して表現できるのかと衝撃を受けました。
収録されている楽曲は初期の頃よりもRICHARD D. JAMES ALBUMやDRUKQSなどの時期のものが大半を占め、必然的に収録曲にも高速ドリルンベースの楽曲がありますが、それもしっかりと人間が叩いていて驚きです。個人的にはこのアルバムで一番注目(実際は聴いてるんだけど笑)してしまったのはやっぱりパーカッションの音でした。打込みの不規則なリズムを見事に再現した仕事ぶりは必聴です。スネアさばきが本当に聴いてて気持ちいい・・・
管楽器などの他のパートのアプローチも大変おもしろく、APHEX TWINことリチャードさんがあの音この音を鳴らして表現した美しくも奇天烈な世界を打込み音源無しで再現しております。
1曲目の高速ドリルンベース、『Cock/Ver 10』から始まり、最後の静かなピアノ曲『Avril 14th』で締める(正確にはこのあとボーナストラックでリミックスが2曲きます)ステキな13曲のオーケストラアレンジは「電子音じゃないならいいや」っていう方以外のAPHEX TWINファンならぜひ一度は聴いてみるべきアルバムかなと感じました。