40曲中のほとんどが、スタジオ収録ではなく舞台を録音したライブ音源です。
ショーの音源もありますが、お芝居の歌が圧倒的に多いので
基本的に役を演じている上での歌で、中には台詞が少し入っているものも。
「ファントム」や「エリザベート(2007年)」では中年の男性、「シルバーローズ〜」では告白するのに声が震える内気なオタク青年、
「カラマーゾフの兄弟」では狂気じみた次男イワン・・・
曲ごとに声から感じる年齢やキャラクターがまるで違い、観た事の無い作品でも歌から情景が浮かぶような役作り、
役や歌い方の幅の広さに、『本当に全部同じ人!?』と驚かされます。
ジャンルもジャズ、バラード、クラシック、J-POP、歌謡曲・・・まで幅広く。
歌唱力は言わずもがなですが、温かく包み込み、染み渡るような癒しの声が本当に素晴らしいです。
また、新人公演時代から卒業まで年代順に収録されているので、
年々さらに上手く、声に艶や深みを増していく様子も楽しめます。
ボーナストラックの「虹」は、卒業するに当たり当時の気持ちやファンに向けてのメッセージを作詞した曲で、
これだけが唯一男役を演じていない、彩吹真央というよりは「ゆみこさん」として女性声で歌っています。
とても可愛らしい軽やかな高音で、卒業後の女優・歌手としてのご活躍にも大変期待できる、大満足の一枚です。