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AV黄金時代 5000人抱いた伝説男優の告白 (文庫ぎんが堂)
 
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AV黄金時代 5000人抱いた伝説男優の告白 (文庫ぎんが堂) [文庫]

太賀 麻郎 , 東良 美季
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

生と死、快楽、欲望、青春――。
アダルトビデオ産業の闇と光を告白した実録ノンフィクション。

伝説の男優、太賀麻郎。
あの1980年代、絡んだ女優たちはエクスタシーを感じて、「もう一度会いたい」、「セックスしたい」と訴えた。
無数の女たちを虜にした彼は、その女の心の哀しみまでも抱きしめ、セックスで幸せにしていった。
まだアダルトビデオという名前さえなかった時代、女たちは何を希求したのか。
男たちは何を掴もうとしたのか。
AV創世記はいかに黄金時代を迎え、やがて崩壊していったのか。
ヤクザ、覚醒剤、風俗、哀しくも強かな女たち、苦悩、快楽、青春、生と死。
伝説男優が欲望産業の闇と光を告白した実録物語。

小林ひとみ、竹下ゆかり、トレーシーローズ、井上あんり、咲田葵、豊丸、仲村梨紗・・・・。
有名女優たちの素顔の孤独と哀しみの素顔と、アダルトビデオ業界の素顔

内容(「BOOK」データベースより)

伝説の男優、太賀麻郎。あの1980年代、絡んだ女優はエクスタシーを感じて、恋をし、「もう一度逢いたい」と訴えた。無数の女たちを虜にした彼は、その女の心の哀しみまでも抱きしめ、セックスで幸せにしていった。まだAVという名前さえなかった時代、女たちは何を希求したのか。男たちは何を掴もうとしたのか。AV創世期はいかに黄金時代を迎え、やがて崩壊していったのか。女と男、快楽、生と死、欲望産業の闇と光を告白した実録物語。

登録情報

  • 文庫: 501ページ
  • 出版社: イースト・プレス (2010/5/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4781670253
  • ISBN-13: 978-4781670256
  • 発売日: 2010/5/30
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nobody
2人の人物が、著者の太賀麻郎を「敬愛」するという表現を使っている。
カリスマAV監督代々木忠と、ベストセラー『名前のない女たち』の著者中村淳彦である。
一体、男から敬愛されるAV男優太賀麻郎とはどんな男なのか?
私も、敬愛のような感情をもっている。
私の場合mixiでマイミクにしてもらっただけだが、彼のような男との出会いは初めてで、度肝を抜かれている。
なぜ彼は5000人以上の女性を抱くことができたのか、その謎は、彼と付き合ってみれば瞬時に氷解する。
その秘密は単純だ。彼ほど、他人のために尽くすことのできる人間はいない。
単純ではあるが、彼の真似はとてもできない。

もし彼が栄光だけの男ならば、私は今の感情をもつには至らなかった。単なる嫉妬の対象として終わりである。
彼には挫折もある。
もっとも、たいていの人はそのリスクを恐れて平凡で無難な道を選ぶ。結果、彼のような人生は送れない。

彼の特徴を最も端的に形容した表現は、“決してブレーキを踏まない男”(by代々木忠)であろう。
簡単な話、あなたは山口組と一和会の抗争の真っ直中にいるヤクザの待つマンションに丸腰で1人乗り込み、なおかつヤクザの面子が立たないだろうから好きなだけ殴られてやろうという覚悟ができるだろうか。
麻郎は、それをやった。
彼がどんな男か。このエピソードだけで十分なのではないか。

私は今、専ら、死ぬ瞬間に何を思うのだろうかと考えて生きている。
おそらく自分の人生で出会った人のことであり、出会いとは別れなのだから、別れのシーンである。
この作品で一番印象深いのは、別れのシーンである。
加奈子との別れ。ルミとの別れ。楼蘭との別れ。竹下ゆかりとの別れ。上杉久美との別れ。
別れのシーンの描写には、なべて特別な情感のこもった筆致が見られる。
これこそが俺の人生だった、私だったらそう思って、微笑みながら逝けるだろう。

夜明けに楼蘭のアパートで聞く踏切の鳴る音。
上杉久美と堕胎のために産婦人科医を訪れた冬の午後の、すべてが乾ききったような冷たい空気。
加奈子のことを思い出す時、眼に浮かぶリモコンのキーコール……。

心に、しっとりと心地良いものがじわっと流れ込んでくる。
最高級の読書体験である。

「俺はこの時、自分は『情熱』に生きようと決めた。社会や常識が俺達をどう縛ろうと関係無い。俺は俺の生きたいように生きるのだと。
 けれどそれは俺の、負けるための戦い――その始まりでもあった。」

「1984年から88年にかけて、俺は2億近い金を稼ぎ、5000人を超える女を抱き、十数台好きな車に乗ったが、次の10年をかけてそのすべてを失った。」

最後に麻郎に言っておきたい。確かに失ったもの多く、戦いには負けたかもしれない。
しかし決して、己の人生を悔いないでほしい。
それは壮絶なまでに、素晴らしいものである。
少なくとも私にとって、これ以上の人生はない、至上の人生である。
そんなこと当たり前だよ、お前になんか言われたかねえよ、そう鼻で笑ってほしい。

この素晴らしい本を世に著してくれたことに、鳴謝を惜しまない。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
まだAVなんて言葉がオーディオ&ビジュアルの意味しかなかった時代のストーリー。
スターAV男優、太賀麻郎さんの半生記。
エロ業界に相応しくない良家に生まれながら、数々の伝説を作ったカリスマ男優。
40才以上の方には特にワクワクドキドキしながら懐かしく読める本です。
星4つは、次回作への更なる期待という意味で。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
はじめは人に薦められて、セックスへの関心、男と女の物語への興味から
手に取った。
著者より少し年上の私も同世代とともに、幸運にも二十歳前後で夢のような
アダルトビデオ量産時代を過ごした。
だからタイトルと内容紹介から、その時代のおさらいと郷愁、モテる男の
テクニックなどが書いてあるのかねえ、くらいの下心も手伝って購入した。

数ページでビンビン書き手の熱気が来やがった。
タイトルにだまされた〜!!

ここに薄っぺらなエロはない。ほんものの男と女がいる。

颯爽と同時代を駆け抜ける、こんなにも爽快で素敵な男の物語!
骨太の男の半生記ではないか。AVやセックスに関心のない男も(^^;)、
女性も、この男の生き様に感じるだろう。感じさせたものは、
心身丸ごとセクシーな男の姿。
何と清清しい疾走の仕方。あたたかい愛し方。

500ページがあっという間という評判は噂通りだった。
飛び切り面白いミステリーに当たったときに、一気に読み切ってしまうのは
もったいないから、今日はここでやめておこう、と惜しんで読むあの感覚だ。
一晩で読むところを我慢して、3日掛けた。

例えて言うなら、ピカレスク。
日本のギャンブル小説の金字塔、阿佐田哲也『麻雀放浪記』に匹敵する。
・・・あの坊やテツのギャンブルが、AV産業に置き換えたAV席巻記だ。

その世界にのめりこんで身を委ねる。仲間たちと、そして女たちと悲喜混沌
の中、麻郎は奢らぬ冷静さを保ちながら、まっすぐに自分の人間性、男の生
き方を貫いていく。

巻頭の辞「俺達は今、この瞬間を理解することしか出来やしない。長い時間
なんて、永遠の謎でしかないのさ――」

それが主人公の不確かさの人生観かもしれない。その瞬間瞬間の判断で、人生
の選択をし、仕事を請け、女を抱いた。
しかしそこに貫かれた生き方は、不確かどころか極めて確固としている。
けれんのない男らしさ、素直に学んでいく感受性に読んだ者は心打たれる。

著者はまだ40代。これからもっともっと私たちを楽しませてくれそうだ。

“次”をはやく読みたい作家が一人増えて、私はとてもいま幸せだ。
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