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ATOKATA (あとかた)
 
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ATOKATA (あとかた) [大型本]

篠山紀信
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 6,090 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 7,350

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商品の説明

内容紹介

写真家の篠山紀信氏による東日本大震災の写真集。東日本大震災とは何だったのかを氏独自の視点で切り撮っている。判型は292mm×362mmの大判で、被災地の写真約100点、肖像写真約20点を収録。 篠山氏は未曽有の災害を目の当たりにして、人間が生きるということがなんと不条理であるかと感じた。そして、自然の力に畏怖し、畏敬を持って凝視する姿勢で被災地と向き合った。静けさの漂う写真からは、悲しみの深さや無常感がにじみ出ている。
  ●イメージ画像はこちらをご覧ください。

登録情報

  • 大型本: 136ページ
  • 出版社: 日経BP社; 1版 (2011/11/21)
  • ISBN-10: 482226629X
  • ISBN-13: 978-4822266295
  • 発売日: 2011/11/21
  • 商品の寸法: 35.8 x 28.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By イッパツマン トップ500レビュアー
 写真家が被写体との関係で逃れられない倫理に関して本書の企画が孕んでいる問題については、chi氏のレビューがご指摘の通りである。

 僕が本書で最も印象深かったのは、相手が人間以外の生物であろうが無生物(建築とか)であろうが、被写体の生命力やエロスを写しだすことをアイデンティティとするこの作家が、被災地の殺伐とした破壊の痕跡を前に自らの「場違い感」に似た無力さを写し込んでいる点である。

 作家の感じた無力感はあとがきに少しだけ書かれてるが、「圧倒的な破壊や死を前にした時、芸術に何ができるのか」という永遠の問題に対峙してしまった、一級の商業写真家による「敗北の記録」として本書を受け取れば、まあそれで良いではないかという気もするんだよな。甘いですかね。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By chi
人にとって震災のリアリティーとは、津波によって壊された住宅などの跡形でもyoutubeで見ることができる動画でもないと思う。それを体験した人の心にある無数の出来事だと思う。では体験しなかった人はどのようにその場所で起きた出来事のリアリティーを獲得し、自分のこととして震災と向かい合うか。全ての震災写真にはこのようなリアリティに関する倫理的なスタンスが問われる。作家の写真集という形式を取る以上、そこに価値を求めるべきだし、求められてしかるべき。

その観点で、この本は非常に好きじゃない。正直かなり嫌な気分になった。
これらがいい写真かどうかは読者個人の感性によるにしても、日本人のカメラマンの中では一頭抜けて力強い構図で迫力のある写真が撮られ、掲載されていることは確かだ。しかし、それらの写真が発しているメッセージって、「震災の爪あとが作り出す美的なイメージに感動しろ」と言っているように見える。

ここで目指されたリアリティーは僕にとって何なのかよくわからない。海外のジャーナリズム写真でも似たような力強さを持っている。ただ、それは、カメラマン自身が事件の現場にいたリアリティーが写真に反映されているから、この写真たちとは別物な気がする。震災後しばらく経った瓦礫の山に被災者でもない篠山がいたというリアリティはそもそも我々にはどうでもいいことであるし、写真集というメディアによって発表された写真という意味でも、何か多くの人に見てもらう価値があるメッセージなり価値観を提示していると思ってみるとそういうものは見当たらない。

タイトルの「ATOKATA」も所謂、震災前から篠山がアイドル写真集などで多用するポップでキッチュなタイトルだ。とにかく写真集から商業的な感じが僕はする。同じ手法で上手にアイドル写真を撮れる感じの。僕は篠山紀信のアイドル関係の写真が凄い好きだから、こんな写真集でててとにかく驚いたし幻滅した。よっぽど震災当時の普通の人の写メールや現地の生活者の撮った写真の方がリアルで崇高だ。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


写真が大きい!
だからすぐに買った。
こういうのは価値がある。
見る価値、持つ価値、そして考えさせられる価値。



写し出された写真そのものは、もはや見慣れてしまった震災の惨状光景だ。
崩れ、破壊され、流され、痛めつけられ……。
でも、この大きなサイズの写真を見るということ自体が、”別の”何かを見たような気がする。
大きな写真がゆえに、だからこそ細部までクリアに見ることが出来る。
写真が大きいからだろうか? 時間も大きく流れて行くようで、ゆっくりじっくり見てしまう。
例えば、誰もいない家にたたずむカーテンの筋目だとか、、、。
実はそういう細かなディテイルこそが、被災された方々にとってのホントの意味での震災なんじゃないかな、とつくづく思った。
そういう点で、この大きなサイズの写真集の大きな一枚一枚は今までにない何かを写している気がしたし、手にとった側もきっとそのことを感るのではないかなあ、と思った。

確かに価格は高い。
でも、
出来得るなら手元に置いてほしいと思う写真集だ。
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