デジタル・デビル・サーガの第一弾。まず世界観が非常に魅力的。
現世の終わりなき負の連鎖を断ち切るため、楽園(ニルヴァーナ)を目指す主人公たち。
しかしそこに辿り着くためには他者を喰らう、まさしく修羅の如き存在にならねばいけない。
カルマという概念、都市の名からもヒンドゥー思想がベースなのがわかります。
それがアトラスらしく、スチームパンク的な近未来と上手く融合しています。
はっきり言ってダメな人は全く受け付けない物語でしょう。しかし、その暗黒の世界からは
研ぎ澄まされた美さえ感じ取れます。生殺与奪、そして獣性と理性の闘い。
戦闘もそれを反映してか難易度はかなり高め。レベルをある程度高くしても、相手の弱点
がわからない又はこちらの弱点を突かれると即全滅の恐れがあります。
ダンジョンも長く、序盤から一つ攻略するのに2,3時間は必要。
最近のアトラス作品は以前と比べればウェイトの軽いものが増えたけれど、その中では
相当硬派な作品。芯から楽しむには相当な時間と労力が要るでしょう。