1リスナーがこんな事を言うのもおかしな話なのですが、この作品は売れるべきです。
なぜならここにはキャッチーな歌メロもなければ、豪華なゲストもいない。
にも関わらず、万人に通ずるのはこの「リズム」。
この作品は、リズムが時としてメロディー以上の力を持つ事を明確に示してくれるものとなっています。
従って、このアルバムが売れれば現在の音楽シーンの何かが変わるかも、
というとても大それた期待を抱く程、この作品には可能性が秘められています。
大袈裟な事を言わせていただければ、これはTalking Heads以降で始めての
「音色に頼らずに万人に届くポップミュージック」だと思います。
それは決してメロディーをおろそかにしている、という意味ではありません。比重をどこに置くか、という話です。
彼女の使う奇妙奇天烈なリズムも、実際にはブラジル音楽の引用だとかいう話もありますが、重要なのはそれをどう使うか、であり、
このようにポップ・ミュージックとしてしっかりと昇華されているのは、全くもって見事の一言です。
あと歌詞についてですが、僕は日本盤を買いましたが、英詞は恐らく輸入盤にも載っています。
内容もさほど難解なものではないので、ボーナストラック等との兼ね合いでご判断ください。
もっとも個人的なボートラへの評価は
”特筆すべき程ではないが、それなりには面白い”
という微妙なものなので、参考にはならないと思いますが…(笑)