題名<荒くれ>から、もっと殺伐としたギラギラな主人公が幕末に拳銃片手に侍相手に殺戮譚を
繰り広げるハード系ソード・アクションか、と思いきや、あにはからんや(私の場合は、”期待に反して”だが、
此れは読み手の好みで変わると思う。)まさしく、あの 「明日に向って撃て」 日本幕末編みたいな
読み応えだった。
カラッとしていて、まんまプッチ&サンダンス(&エッタ)の趣き。こりゃー確信犯的パロディ、いやいやオマージュ作品だと勝手に確信。
その割には、主人公がレッドフォード&ニューマンほどの魅力を発揮させてもらえていない=性格付けがチョッと弱いといった印象。
賭場あらしにしても、あまり盛り上がりに薄い話で、淡々といった読感。
それで最後まで、この感じで行くのかと思いきや、中盤すぎて、終盤まえになると、話が「明日に向って撃て」から
劇的に「俺たちに明日はない」のボニー&クライド話に転換。最後も映画そのまま。(気の利いたオチ考えるのがイヤになったと言う
事は...)納得していいのか、笑うべきか、如何この本に感想持てばいいのか,頭の中は「?」。
それにしても、何故に今頃、アメリカン・ニュー・シネマ路線なのか?
<引撃>の方が余程、ぶっ飛んでて面白かった。