ゲルインクの方のシルバーとブラックの両方を店舗の方で購入した。
デザイン、重量バランス、重さ、素材、その全てにこだわりが見られる。
高級さをあまり感じさせないものの、かと言って決して主張しないわけではいない、シンプルながらも味のあるデザイン。
低重心で、手になじむボディ。字を小さく書くこともできるし、大きな字を書く際も安定している。
素材はタングステンを練りこんだ、いままでの「樹脂は軽い」という常識を覆す、高比重樹脂。それによって作られたペンの重さは力をあまり必要とせず、かといって長時間書き続けても疲れにくいちょうどいい重さ。
この価格帯でのラバーグリップは賛否両論あるだろうが、このグリップがあるおかげで安定した筆記が守られている。
それに使い込んでいるうちに、このグリップがいい味を出していることに気づけるだろう。
デザインの良さは、写真では捉えることができない。
デザインをしたハニ・ラシッドは建築家である。画家ではない。「二次元」的なものを作り出すのではなく、「三次元」的なものを作り出すことのプロフェッショナルだ。実際に手にとってみて、「三次元」的なものとしてこのペンを捉えることでそのデザインの優秀さに気づくだろう。
多少値段はするものの、デザインや使いやすさを考慮するともう少し高くてもいいくらいだ、と思う。
ボールペンの方はパワータンクを入れることができるので、どんな場所でも安定した筆記ができる。
ゲルインクの方の中に入るリフィルはシグノRTと同じC300互換のものが使えるので、サラサを入れるなり、M66を入れるなり、今はやりのジェットストリームを入れることもできる。
個人的にはボールサインNXのリフィルが筆記時に最も美しく映えると感じたのでそれを使用している。
そして、加工はクルトガなどでもわかるように、その製品の精密さが国内ならず全世界に知れ渡っている三菱鉛筆。
デザインは舶来のそれでありながらも、ペン自体は、ブランドとして世界に誇ることができるmade in japan。
これは「買いの逸品」ではなかろうか。