評論家筋の評判がすこぶる高かった、‘09年発表のガールズのデビュー作。今回、やっと聞くことができました。
一聴したところ、この方々、‘90年前後のUKロックがとても好きみたい、という印象を受けました。ジザメリ、マイブラ、スウェード等々といったグループの影響を、そこかしこに見出すことが出来ます。あと、冒頭の数曲は、ガレージR&Rリバイバル(リバやクークスなんか)系の流れを汲んだ、比較的ストレートなロックチューンをやってます。
楽曲のベースにあるのは、近頃流行りの、ビーチボーイズ/ブライアン・ウィルソンオマージュ系のサーフロック調白人ポップスだとは思いますが、そういったUKロックのエッセンスを散りばめることで、結構ユニークなサウンドを構築することに成功している、といった感じです。
ただ、アレンジやギミック等へのアイディアが満載なのは分かるんですが、各曲のトーンが似たような感じで、曲自体のキャラ立ち具合がイマイチかなと思いました。これは、しかしながら、この手のグループにある程度共通した課題と言えるのかもしれません。
ヘヴィロックやエモがすっかり下火になってきた昨今のUSロックシーン。
次代の流れを掴むのは、意外とこのガールズみたいな人たちなのかもしれませんね。