たしかに・・・。四神牙が登場し、これから戦いが盛り上がるかな?・・・と期待し始めたところで、「打ち切り決定」→「最終決戦に強引に突入」という流れを感じさせてしまうストーリー展開になってしまったのは、とても残念です。
その結果、少年漫画の王道である「主人公アルのパワーアップや成長を待った上で、牙王との決戦を迎える」という王道パターンを外れた、異色の最終決戦になってしまったと思います。
ただ、ここで少し弁護させていただきたいのですが、その代わりの結果として、アルがより等身大で共感しやすいキャラクターになり、良い方向へ向いたと思えます。
誰よりも臆病だからこそ、弱い仲間の気持ちがわかってあげられる優しさが育ち、だからこそ仲間を苦しめる強大な肉食竜に対しては人一倍の勇気(というよりも怒り)で挑んでいく!!
そして、そんなアルの勇敢な行動の結果が、「(アル自身も予期しないところで語り継がれ)後の世代で伝説となってしまう。」という痛快な結末は、感動しました!
また、もう一つの見どころとして、第1巻〜第4巻の間に、仔竜のまま成長を待たずして最終決戦を迎える事になってしまったアル自身の戦力不足を補うように、脇役達のかっこいい見せ場ができたことです。
男気あふれる盗賊団のボス・・・パキケファロサウルスのホシカブトを始めとし、とくに、仲間たちの中でもカブの成長は、「もう一人の主人公」というべき活躍ぶりだったと思います。最初は臆病だったカブが、友達のアルを守るために、勇気を振り絞って戦い、故郷である大曲への里帰りエピソードでは、カブが自分の父親と再会し、立派になった姿を見せる場面に感動しました!
そして、やはり最後を飾るのは、第1巻から早くも「牙王との過去の対決エピソード」で存在感があり、さらに主人公アルとともに旅を続け導いていく「好々爺」・・・エド爺も欠かすことのできない名脇役です。
天涯孤独で、生まれた時から周囲に生き方を教えてくれる大人がいなかったアルにとっては、エド爺はモノさんと並んで、戦いだけでなく人生の上でも先輩となる大きな存在となります。
最後の最後まで、本当に彼の活躍が、かっこよいので、どうかこの第4巻のまでは見届けてほしいです!
「おおきに」・・・は、私の中で、漫画の歴史に残る名セリフです!