冒頭からリアルで繊細な恐竜の描写が凄いです。恐竜に関しての画力については、やはり所十三先生が最高峰です!
「ユタ」のときのように、人間まで登場して何でもありの物語ではなく、ストーリーの要所ごとに、所先生から、恐竜の最新情報解説も付いてくるので、図鑑見るよりも、恐竜たちの当時の生態について勉強になります。
そして、各キャラクターのイメージカラーを基調としたカッコいいデザインの表紙!!
今回は、「ティラノvsトリケラ」の対決をメインにした「恐竜バトル」からスタートします。
それだけでも恐竜好きにはたまらないのに、トリケラの仲間同士が関西弁で会話している面白さ!
カルデラという特殊な地形によって外部からの肉食竜から守られた環境に住むなかで、閉鎖的な社会を形成しているトリケラの群れ社会の描き方など、人間社会の縮図を垣間見るようなところもあり、単なる恐竜バトル漫画で終わらせない奥の深さがあります!
これぞ「史上最強!恐竜バトル漫画の王道!」です。
「まだ第1巻スタートしたばかりだから・・・。」と言って、侮るなかれ!
「ハンディを背負って生まれたアルビノトリケラの子竜アル君の旅立ち」から、「カルデラ最強の三本角」vs「ティラノ最強の牙王」との対決回想シーンを経て、再び宿命の対面を果たすまでの物語序盤の山場と呼べるエピソードが、この第1巻にすべて収まってます!
今回の第1巻目で、(たいていの一般的な少年漫画のコミックの場合2〜3巻分を費やして話を引き伸ばし到達させるであろう)第1部分のエピソードがまるまる収まったと言っても過言ではない区切りの良さです。
コミックを今後買い続けようか迷っている恐竜ファンにとっては、とりあえず記念に買って損のない第1巻になるのではないでしょうか?