低域が一番量が多く、厚みもかなりある。但し、締まりはそこそこで質的にはごく普通。
中域は結構凹んでいるが、それにしては低域に埋もれたりせずちゃんと聴こえてくる。
高域は必要量は一応出ているが、ハイエンドの伸びはもう一つ。AKGらしく線は細め。
分解能はこの手の小型ヘッドホンとしては良いと言えるが、1万円台の機種と考えると今一つか。
音場感はサイズを考えれば特別悪くないものの、奥行・立体感・明確さでは不満が残る。
曇りはそれ程ないが、低域の強いソースでは若干出てくる。篭りはかなり気になる。
遮音性はかなり良い。
ATH-ES7や
SHL9600より確実に上。ヘッドホン全体でも中々のレベルかと。
音漏れも特に悪くなく、電車・バスで十分使える (但しSHL9600には劣る。ES7よりは少し良い)
総じて、「このままの状態」でも悪くないが……1万2千円という価格からすると少し物足りない。
だが、しかし。イヤーパッドの中にあるスポンジを抜く事で、音が結構変わってくるのだ。
(なおこのスポンジ、指でつまんで簡単に取れます。戻すのもそれほど手間取る事はないかと)
これによって低域の量が幾分減り、中・高域が更に出てくる様になる。
音場感も改善され、立体感が感じられる様になる。横に広く縦・奥行はそこそこ。平屋的?w
スポンジ有りの時より、確実に鮮やかな音になってくれる。屋内でも使うなら、こちらがお薦め。
というワケで、自分はスポンジ無しで使っている。まぁ、聴き疲れしやすくなるのも否めないが;
最大の弱点が装着感。まず、ヘッドバンドが短め。頭の大きい人だと、最大でも厳しいかも…
そして、やはり側圧が強め。装着して最初の数十分は大丈夫だが、徐々に痛みを覚える様に;
他には、コードの長さ(2.5m)もネックか。まぁ、元々はDJ用だから仕方ないのだけど。
あと、断線報告がかなり多いのも不安材料。プラグ部分が弱い様なので、扱いは慎重に。
反面、この機種ならではの長所も当然ある。まず、AKGならではの特殊な折りたたみ方式。
ハウジングが270度も回るので、最初はウザいかもw しかし慣れれば、かなり便利に感じる。
あとES7やSHL9600に比べて、音楽のジャンルに於ける得意・不得意の差がそれほど激しくない。
まぁ勿論、基本的にはロック・ポップス向けでクラシック・ジャズには合わないのだけど;
とはいえ、そんな不得意分野も↑の2機種よりはまだマトモに聴ける様に思う。
更に、実売価格は1万2千円だが……ちょっと調べてみれば、実はかなり安く買えるのだ。
7千円未満ですよ奥さん!w
題名は要するに……「但し書き」がかなり必要だから、という理由;
まぁでも、個人的にはかなり気に入っている。最安値ならばC/Pもかなり良いでしょう。
蛇足ながら、前モデル(というか単なる色違い?)のK81DJも持ってますw