AIKaといえば、飛行機描写に異様な拘りをみせた『ストラトス・フォー』と同じスタジオファンタジア製作ということで、当時は結構期待して観たのですが、偏執的なパンチラ描写と徹底したローアングルへの拘りには『よくやるなぁ…』と感心したものの、正直それ以外ほとんど印象に残りませんでした。
で、そのコミカライズが出るということであまり期待せずに買ったのですが、これはちょっと意外な内容です。
AIKa ZEROの第1話を大胆にアレンジし、藍華・エリ・カレンが男子禁制の女子高に潜入してトレジャーハントをするという構成。選ばれた良家の子女だけが通う全寮制学園とくれば、挨拶は当然『ごきげんよう』、学園を統べる『ですわ』口調の生徒会長も当然出てきます。
いわゆる『百合』要素が強いので苦手な方は注意ですが、閉鎖された学園という舞台設定にトレジャーハンターである藍華たちのキャラクターが上手く溶け込んでいて、意外にもしっかり『AIKa』しています。アザミユウコさんという漫画家さんは初めて知りましたが、絵柄も上品で可愛らしく、耽美な世界観にマッチしています。
原作ファンにはハードルが高いかも知れませんが、イマイチの内容だったアニメをそのままコミック化するよりは、漫画家さんのセンスでアレンジした方が良いと思うし、実際非常に楽しめました。続編、もしくはこの方の別の作品も読んでみたいです。