アートワークから想像するような東洋の民族音楽的要素は全体からすればわずかだし、ましてそれを売りにしてるバンドではない。それどころか、J-POP的な爽やか女声Voをテクニカルでヘヴィーな楽器隊が盛り立てている点がユニークな作品。もしVoトラックだけを聴いたら、これがHR/HM系のアルバムだとは思わないのではないか、と。
唄い方はどこまでもJ-POPシンガー的で、シャウト等はほぼ皆無。また、テクニカルな楽器隊といっても、ピロピロギターソロをドヤ顔で聞かせることも無く、あくまでも曲の流れを大事にしている点に好感が持てる。楽曲の展開・アレンジ、演奏、音質にインディーズっぽさはなくB!誌で70点をつけられたのはちょいと気の毒。
くどいようだが、「J-POP女声ヴォーカル+メタリックな演奏」という組み合わせが、好き嫌いの分かれる一つのポイントではないだろうか? そこに違和感を感じなければ、このアルバムというかバンドを好きになれると思う。
なお、アートワークだけ見てある種の先入観をもってしまう人もいると思うので、今後のアルバムでもこの路線のアートワークを続けるのはバンドにとってマイナスではないかと余計な心配をしてしまう。
個人的には、まだまだ今後に期待出来るという意味で星四つ。