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岡崎能士原作のコミックを、サミュエル・L・ジャクソンが気に入り、声優としてだけでなくプロデューサーも務め、アメリカで製作されたアニメシリーズ『アフロサムライ』。アメリカでは07年1月にスパイクTVで、日本ではWOWOWで放映された。この劇場版はそのTV放映版をベースに新作カットも取り入れて再編集&を行ったものだ。時代劇とソウルカルチャーが融合した世界観自体が面白いし、刀を使ったアクションも手に汗握る大迫力。父親を目の前で惨殺されたアフロサムライが仇討ちの旅に出るという、いかにも日本人が好きそうな話なのもたまらないし、キャラクターもメチャクチャかっこいい。ただテレビアニメを繋げただけという感も否めず、その場その場の高揚感はあっても、全体として高揚していく感がないのだ。どうせならお金をかけてでも劇場用としてキチンと作り直せば、とんでもないアニメになったのではないか…という気がしてならないだけに惜しい。サミュエルは本作の実写化を望んでいるそうだが、是非このユニークな世界観を壊すことなく作り上げていただきたいもの。そうすればマジで世界にアフロサムライ・ブームが起こるかも。そのくらいパワーのある作品なのだから。(横森文)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
サミュエル・L・ジャクソンが製作総指揮・声優を務めるサイバーアクション時代劇アニメ。自らも命を狙われながら、幼い頃に殺された父親の仇を取るべく放浪する侍を描く。監督は『攻殻機動隊』の作画監督・木崎●文智。通常版。R-15作品。