3つのエピソードが収録されているのですが、
エスメラルダの視点で見るとちゃんと繋がっています。
主人公であるレイカが人格的、作劇的にも完成しきった登場人物なので、
ジェネラル・ジンか、新しいジュエルマスターを出さないと
彼女を動かせないという作劇上の構造もどうにかクリアしている印象です。
(この作者の主人公は基本心体両面において、
完成しきっているケースが多いので意図的な設定でしょうけど)
ユナカイト・ジャーニーはやや暗い話。
折り合いはつけられましたが状況が必要とすれば、
苦しさを乗り越える年齢は関係ない、という話。
ヒロミのボーイフレンドが登場する、という作者も
スプリガンの時代からするとずいぶん成長したもんだ・・・と思うのですが、
ただのラブラブ話になるわけもなく。でも男運はレイカよりよっぽどいいよね(苦笑)
エスメラルダもただ傍若無人なだけではない一面が・・・。
ミッドナイトブルーは新ジュエルマスターが登場。
前巻からの続きとなっていたレイカの能力が器用貧乏かどうか?は
ここで一応の決着を見ることに。それにしてもサエコの能力は利便性の高い能力だよなあ。
レイカもそうなんだけど。ヒロミは逆にコントロールできるかどうかが利便性の分岐点。
一方でエスメラルダ物語はここで「転」を迎えることに。いいキャラになってきた?
ジャスパー・ウィスパーはエスメラルダがとうとう就職。
それにしても自己PRが「世界一のいい女」で
即採用、というのは採用する側も凄い。
(多分あの社長のことだから先を見越していたんだろうけど)
外国人雇用の問題を描いたエピソード。
ちょっと考えされるエピソード。
それにしてもエスメラルダは最初の傍若無人ぶりはどこへやら・・・。
すっかり世間知らずの良識的な姉ちゃんになってしまった。
なんだかんだで情に厚い性格なんだな。
(レイカは逆に所帯染み過ぎた長女、だろうか・・・)