最初期曲to liveの再録から最新アルバムのALMAまでの32曲が収録されまさにACIDMANの10年の活動の集大成と言える。
選曲はメンバー自身もそれ程悩まなかったと語る様に全シングル曲とライブでおなじみの曲達が並び、フェスや対バン等では見るがアルバムを買う程では…というリスナーにも耳なじみのある曲が多いだろう。
もちろん彼らの代表曲とも言える『赤橙』『造花が笑う』『飛光』『イコール』『廻る、巡る、その核へ』『ある証明』『スロウレイン』『FREE STAR』『ALMA』と言った曲達も余す所無く収録されている。
歌ものだけではない音へのこだわりを存分に発揮したインスト集『This is instrumental』、激しいライブバンドというイメージから一転、カフェで流れている様な優しいサウンドの側面も見える『Second line&Acoustic collection Live』と併せて聴けばACIDMANがどれほど多角的なサウンドを奏でるバンドか解る筈だ。
そして何より初期の楽曲から現在に至るまで生命、宇宙、存在について問いかける求道者的な世界観は揺るぐ事無く一貫している。
各楽曲は時系列順に配置されている為、特に琴線に触れる曲があったら是非オリジナルアルバムをチェックして欲しい。
ACIDMANのアルバムはそのアルバム内であるストーリーが成立する様な完成度の高い物になっているし、アルバム収録曲にも見劣りしない珠玉の楽曲達もまだまだ数多く存在している。
ALMAというある種到達点的アルバムを作り上げ、アニバーサリーイヤーという事も在り一度足を止め過去を振り返っているACIDMAN。
彼らが此処から先どんな曲達を生み出すのか楽しみでならない。