ここ3年、毎年夏に「地球の歩き方」を持ってスペイン旅行に出かけています。奥付によると2009年3月31日に改訂第21版として発行された本書を、去年持参した改訂第20版『
A20 地球の歩き方 スペイン 2008~2009 (地球の歩き方)』と比較してみました。
バルセロナに関していえば、かなり頑張って情報更新がされているようです。
去年はカニェイジャスまでしか通っていなかった地下鉄3号線が、今年はその先にロケテスという新駅が出来ていて、4号線のトニタット・ノバ駅に接続されていました。そのことが本書掲載の路線図にちゃんと反映されています。
また空港からバルセロナ市内へ向かうバス料金が改訂第20版では3.90ユーロとなっていましたが、--実は去年の夏の段階で既に4.05ユーロに値上がりしていたのでこの情報は更新が間に合っていなかったと言えます--第21版では今夏の最新料金4.25ユーロが記されています。
バルセロナのような大都市の料金は本書で最新情報へと更新されている一方、地方の小都市の情報まではなかなか手が回らないようです。
例えば、ガリシアの港町ア・コルーニャの路面電車は第20版も第21版も料金1ユーロとなっていますが、実際には今年の夏、2ユーロと倍額になっていました。
さすがにスペイン全土の各都市の料金の変動具合を一年に一度正確無比に反映させるのは難しいでしょう。私はなにもそれが達成されないガイドブックはダメだというつもりはありません。むしろ、一年に一度しか更新されないガイドブックの定めとして、こういうところは若干割り引いて考えたほうがよいかもしれないということを提言しておきたいと思います。
それにしても短期間でスペインの料金は想像以上に高騰しているという印象を持ちました。そのことを知ることができたのはこのガイドブックの予期せぬ効用だったといえるかもしれません。