今年の夏の旅行のために購入し、現時点では行程作成とホテル予約まで実施。
私は、個人旅行で、10日ちょっとの行程なので、訪問先や食事場所など細かく予定を立てる。
スイスには、4年前にも同様の旅行をしており、その際には、当時の地球の歩き方も利用している。
今回も、本書の他、本としてはるるぶ、まっぷる、ネットではtrip advisorとスイス関係機関のHPを利用した。
その上の評価として、以下の通り。
良い点
・ 一つの媒体としては最も情報量が多いこと。
・ 特にハイキング・コースの内容(所要時間、ルート、見どころ、アプローチなど、その1頁で十分事足りる)は秀逸。
・ ホテルは、5★から1★・ユースまで「バランスよく」並び、一読で比較できる(ネットでは、一通り閲覧しないと比較できない点に留意)
・ スイスパスなどの解説(例:フレキシーパスの使用範囲)は、比較対象の中では最も詳しい。
イマイチな点
・ レストランは、ホテルの充実と比べて著しく見劣り、比較対象の中でもビリ。
・ レストランについて、他の客観的記述と比べ疑問の付くような読者投稿が多い(バングラ料理をスイスで食べるかぁ?)
しかし、他のレビュアーが指摘するような点には、以下の解釈がある。
・ 本書は一定のボリュームの中で、読者ニーズに応えることを優先した。スイスに旅する日本人の目的はハイキングが多数派ということ。スイスに美術館あるいはレストランを求める者なら、本書に頼らずとも、一定の知識やアプローチを持つことだろう。例えば、本書では随分と気付かない場所にローザンヌ近郊のミシュラン有名店の紹介があるが、グルメなら本書に頼るまでもなく、そこは予定に組み込むだろう。
・ スイスの小さな街というのは、フランスやドイツなどの同様の街に比べ、アクセスや回り方は容易であり、史跡も少ないので詳細な記述は不要だろう。例えば、レマン湖周辺の観光ポイントなど、数年前の版と比べ、簡潔明瞭なまとめ方に変更されている。
敢えて言えば、本書一冊だけが頼りの外国など、ほとんどなくなった現在、本書の用い方は最大公約数の情報源であり、足りない点はネットや他所で補えばよいこと。それと、本書に足りなさを感じる者なら、その者の旅行経験値で補えると思う。
分かりやすい例えとして、スイスだけでなく大半の国について、地球の歩き方はレンタカーで巡るための記述は全く不十分である。しかし、それは、そういう人の少なさや、そもそもそれを方針として優先しないことなどによるのだろう。だから、アメリカではそれ向けの冊が別にある。