長年にわたるカーグラフィックの記事をそのまま転載した本ですので、クルマの趣味性(記事の主観的な表現)を織り込みつつ資料本としても大変良くできています。提灯記事であっても格調高い文章になっているのは、日本の自動車文化の旗手と自他共に認めるCGならではといえます。また、記事の内容の正確性・信頼性の高さも嬉しい点で、膨大なページ数とあいまって情報の量と質が圧倒的に高い資料です。
欲を言えば、長期レポートはところどころ端折らず全回分を掲載してほしかった(メンテに役立つので)のと、他のレビュアーもご指摘のとおりカラー記事を増やしてほしかったとは思います。そうはいっても全体的にはやはり、ちょっと前のアウディのオーナーにとっては貴重な存在の本だと思います。