ホラーの第三黄金時代を築くという壮大な目的をもったアンソロジー第3巻。ミステリぽい作品あり、ファンタジーぽい作品ありと、シリーズの中では幅が広い。
面白いのは(というより、これしかない)、ジョー・R・ランズデール「狂犬の夏」。ウィリアム・ピーター・ブラッティ「別天地館」は180頁ほどの中篇だが、期待はずれ。
■「狂犬の夏」
1931年 テキサスの夏。13歳のバリーは、妹のトムと、森の中で黒人女性の殺害された死体を発見する。バリーが伝説の山羊男のしわざと考えたこの事件は、連続殺人事件に発展していく。 ・・・キング「スタンバイ・ミー」、マキャモン「少年時代」を彷彿させる。この作品だけは読む価値あり。 本作は、後に「ボトムズ」として長編化され、MWAを受賞した。
その他の寄稿している作家は以下のとおり。
トマス・リゴッティ/スティーヴン・スプライル/トマス・F・モンテルオーニ/デニス・L・マッカーナン