何年かぶりに最高クラスのアクション映画を観た。
しかしその内容はかつて80年代〜90年代に何万作とあるほどありふれた内容。大スケールなセットがあるわけでもなくすごいCGがあるわけでもなく、激しい大爆発とともにすさまじいスタントがあるわけでもない。とにかく手に汗握るストーリーと展開、そして基本に忠実なアクションシーン、スリルとサスペンス。種も仕掛けもない、余計なものが一切ない昔ながらのアクション映画。映画そのものもすばらしいがなんといってもリーアム・ニーソン。あのリーアム・ニーソンにこの役をお願いして引き受けたことがこの映画のすべてと言っても過言ではないです。これを並みの若い俳優やこの手作品の本家本元のセガールやヴァンダムにやらせていても何の変哲もない「ただの怒り狂う親父さんのアクション映画」になっていたと思います。あの深い表情、心情の表現力のリーアム・ニーソンだからこそ。リーアム・ニーソンがこんなアクション映画をバシッと決めてすごくかっこいい。音楽も画とマッチしていてとてもよかった。
最近のボーンシリーズや007/慰めの報酬のようにアクションシーンがカット割りの多さと手ブレ手法でわけがわからんと言うこともなく、特に最後の決戦は圧巻だった。久しぶりにちゃんとした格闘シーンだった。
とにかくベタベタな設定で勧善懲悪アクション映画に忠実にそってつくられている本作こそ、ひさびさにおもしろいと思いました。何回も繰り返し観たアクション映画は本当に久しぶりでした。
おもしろかった。