1993年、大連立内閣で自民党政権をストップさせた手腕は鮮やかだった。8つの党と会派がまとまるよう、細川首班で話を進めた。社会党からも了解を得るため、土井たか子・衆議院議長構想を進めるなど、周到に策を巡らせた。だが、その連立政権は長続きしなかった。小沢氏は細川氏の辞任後、渡辺美智雄氏を担ごうと動いたが、渡辺氏が最後の最後に踏み切れなかったという裏話を紹介する。その後を担った羽田孜政権は自民党が内閣不信任案提出の動きを見せたことで内閣総辞職した。小沢氏は「解散すべきだった」と振り返る。
小沢氏は一貫して「普通の国」になることを訴えてきた。本書でも、憲法の理念に基づいて、世界の平和のためにできることは最大限やるべきと説く。「次の総選挙での政権交代」を主張し、参議院では過半数を取ることを目標にすべきと強調している。
田中角栄氏、竹下登氏、金丸信氏など、関わった政治家の人物評も率直に語る。竹下氏への感情的なしこりなども隠さず吐露している。
(日経ビジネス 2006/07/03 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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