「論文&レポートの書き方」の本も数多あるが、同書は初心者向けとしてとっつきやすい。
表現はラフだがそれがこの本の特長であり、類書と差別化される点である。
基本の論理的思考やノウハウが多く、大学新入生だけではなく、社会人大学院生として
論文経験がなく多忙な中で学び直しをしているような方にも効率が良いガイドである。
こうした論理的思考の書き方のお作法の伝授については、やはり海外留学されてきて
効率と理論を究めることに触れてきた方に一日の長があるのだろう。
文学系の研究者のため、社会学的研究(統計学)の分野に方にはちょっと物足りない
かもしれないが、ベースになる論文の基本的お作法(論理的書き方)は共通なので
ここから更に上級(または専門領域)の書籍に進めば良いと思う。
この本を読んでから他者の論文を読むと、良い論文とは何かがわかると思う。
その意味では、『「論文&レポート」の読み方』とも言えるだろう。