CODE46のマイケル・ウィンターボトムによるフィルム。
クレジットされているミュージシャンに惹かれてみてみたところ・・・予想外の展開にちょっと面食らった。
全編にわたって、LIVE→SEX→LIVE→SEX→LIVE・・・が繰り返されるという実験的な内容。
セックスシーンは演技でなく実際やっているというかなり過激なものにもかかわらず、主人公のリサがスレンダーで、ロックな体型なので変ないやらしさを感じさせないのだ。
本当のカップルのものをみているかのような親密で気持ちのこもったSEXは
いやらしいっ!!と嫌悪して目を背けたくなるようなものではなく、なんだか素敵なものをみせてもらっているという感覚。
あれだけ過激なセックスシーンなのに、不愉快にならないのはウィンターボトムの確固たるコンセプトとカメラワークの手腕だろう。
静かな密室で繰り広げられる二人だけの生々しい愛の営みから反転する大観衆と爆音のLIVEシーンの対比も面白い。
実際ロンドンで行われたライブにクルーが出向き撮ったというライブ映像の数々。
Black Rebel motorcycle Club、Super Furry Animals、Primal Scream・フランツフェルナンド、ピアノレッスンのマイケル・ナイマンなどウィンターボトムの一貫したクールな音楽テイストのバンド選びにもセンスのよさを感じた。
リサのことを思い出すとき、匂いや味が蘇る・・・という主人公の恋人をめぐる回顧、一緒に共有した音楽と感覚と愛の営み、忘れられない五感の思い出は村上春樹の「ノルウェイの森」のことを思い出させる。
音楽、LIVE、愛、性をごまかしなしにまっすぐ描いたこの作品は、赤裸々で生々しくて、そして最高にかっこいい!