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9条どうでしょう
 
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9条どうでしょう [単行本]

内田 樹 , 平川 克美 , 小田嶋 隆 , 町山 智浩
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

護憲論も改憲論も聞き飽きた!
新しい話をしようじゃないか!!
人気沸騰の哲学者・内田樹が選んだ切れ味鋭い書き手たちによる、かつてない憲法9条論。

内容(「BOOK」データベースより)

だれも(大きな声では)言えなかった憲法と日本の話。

登録情報

  • 単行本: 197ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2006/03)
  • ISBN-10: 4620317608
  • ISBN-13: 978-4620317601
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 18 x 13.1 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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305 人中、244人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 歴史的偶然をプラスに転化する知性, 2006/4/3
By 
お気に召すまま (埼玉県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 9条どうでしょう (単行本)
憲法を巡る論争に一石を投じる好著。内田樹と3人の”悪友”による4つの独立した論考。内田以外は学者ではないが、全員が「現実と渡り合う鋭い嗅覚」を持つ魅力的な人物だ。そしてサヨクでもない4人が、「憲法第9条を変える必要はない」という結論で一致する。その理由が、それぞれユニークなところが面白い。内田によれば、9条と自衛隊は、アメリカの対日占領政策が生み出した「双子」であり、「戦争を放棄しながら、しかし自衛の軍備を持つ」という「矛盾」こそ、戦後の日本人が意識して選び取った合理的な「人格分裂」であった。アメリカに押し付けられた「現実」ではあるが、「一見両立しえないものを、両立させている知恵」こそ、日本の国益に大きく適うことは歴史が証明している。だから9条を変える必要はない。

もと軍事オタク少年で、自衛隊にも体験入隊した在米の映画批評家の町田は、戦争を遂行する「兵隊」の視点から、改憲論者の「国民国家」の無理解と抽象的な戦争観を批判する。もと作詞家のライター小田嶋は、「国を守る」ことと「愛する家族を守る」ことを同一視する欺瞞を鋭く突き、国民の生命・財産を守るという「国家の一番の使命」と9条の親和性に注意を促す。アメリカで起業した会社社長の平川は、憲法に冷淡になったここ20年の日本人の心理を分析し、「現実」とは、第9条を含めて我々が作り出すものであり、「与えられた現実にただ回収される」受動性と対置する。4人とも「原理主義」の純粋性を嫌い、9条という歴史的偶然性をどうプラスに転化するかに腐心するが、いずれも”軽いノリ”の底に優れた大局観が光る。
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35 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 左の穴も問題だが右がしばしば暴力的で残忍になるのも問題, 2009/7/11
By 
レビュー対象商品: 9条どうでしょう (単行本)
他のレビューからの印象で、非常におちゃらけた調子、軽いノリで冗談混じりに9条を論じる本なのかと思ったが、思っていたよりずっと真面目だった。事あるごとにわざとらしく改憲派に喧嘩を売ってるような調子もあって、改憲派にこそ読んで欲しいなどという願望をそうそう満たすかは疑問である。改憲派や右翼を含めた誰でもがクスクス笑えるような調子でさり気なく9条を平易な言い回しで擁護するような形式ならもっと意味を持ったかもしれないが。

ただ一番感銘を受けたのは町山氏の話の中のアメリカの愛国心を語った部分。アメリカではブッシュやアメリカの欺瞞を批判しデモを行う人達、黒人差別に立ち向かう人達までもが堂々と星条旗を振りアメリカ万歳と叫ぶという。アメリカにはアメリカそれ自体を批判する人などいない。誰もが理想のアメリカを心に抱え、それを愛し、現実のアメリカが汚くてそれを批判する場合もあくまで理想のアメリカへの愛国心から現実のアメリカを批判する。だからアメリカ国民は左翼でありつつも堂々と愛国心を持てる、みたいな話である。これはかなり理想的な愛国心の持ち方だと思う。

あとは同じく町山氏の話に関する事だが、町山氏の文章の最初に批判されているネット右翼の有り様については酷いと思わざるをえなかった。彼のブログやメールアドレスには日々差別的罵倒的な言葉が送られてくるとの事で、その全てに彼は丁寧に理性的な返事を返しているのだが結果は無視か「在日が日本人のフリすんな!」の一言とかそんなのらしい。町山氏はこれを面白可笑しくグチるのだが、こういう右翼は本当に人間としても問題で、これは主張以前の問題ではないか。政治に無関心な人々が多い一方で、こんな人間が政治に関心を持ち、政治を論じ、またやがて選挙権まで得てしまう事を思うと酷く憂鬱になる。敵対するにしても、論理的に論敵を批判し、論理で返されれば論理で返す。また譬え立場が違えど最低限の礼儀くらいは守る。これは社会に生きる人間として当然に思えるが、それすら全くやらず、平気で会った事もない人間を罵倒ししかも感情論でしか攻撃しない。この事は改憲が正しいとか、護憲論には穴があるとか以前の問題だと思う。

町山氏の他には内田氏のねじくれた感じの複雑な護憲論がいくらか面白かったが他の人の文章についてはあまり印象に残らず。
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31 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 3年前なら星5つ, 2008/1/19
レビュー対象商品: 9条どうでしょう (単行本)
戦後から現在までの平和、確かに偶然の所産である自衛隊の存在は貴重である。

古来より、政治と経済と軍事は切り離せないものである。今現在の『年次改革要望書』に始まる、
米国からの猛烈・過酷な内政干渉(国民の多くは知らない)をしるにつけて、
戦後平和と経済的発展を謳歌してきたツケを我々は今払わされているのか、と。

無論、本来それは政治だけで解決するべきである。
しかし、この本では理想論の「憲法」「世界平和」「世界一般諸国との関係」の枠内の話であり、
より重要で現実論の「安全保障」というテーマとしてはいささか不十分な内容であると私は思う。
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