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9条どうでしょう [単行本]

内田 樹 , 平川 克美 , 小田嶋 隆 , 町山 智浩
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

護憲論も改憲論も聞き飽きた!
新しい話をしようじゃないか!!
人気沸騰の哲学者・内田樹が選んだ切れ味鋭い書き手たちによる、かつてない憲法9条論。

著者からのコメント

気合いを入れて書いた本だったが、ぜんぜん書評に取り上げられなかった。
どうしてかしらと思案したが、やはり書評家たちが「リスク」を避けたというのが
実情ではないかと思う。なにしろこれだけ態度の悪い書き手が四人集まってしまった
わけである。好意的に書評すれば「あの類か……」という致命的な決めつけに業界内
部的に立場を失い、否定的に書評すれば、居丈高に説教垂れる、せせら笑う、向こう
ずねをかっぱらう、パイを投げつけるなど掟破りの反批判を覚悟せねばならない。仮
に私が書評を頼まれてもおそらく遠慮するであろう。こうなれば「その本が存在した
ことさえもできればはやく忘れたい本」として記憶されることを願うばかりである。


登録情報

  • 単行本: 197ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2006/3/1)
  • ISBN-10: 4620317608
  • ISBN-13: 978-4620317601
  • 発売日: 2006/3/1
  • 商品パッケージの寸法: 18 x 13.1 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 92,288位 (本のベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
368 人中、292人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:単行本
憲法を巡る論争に一石を投じる好著。内田樹と3人の”悪友”による4つの独立した論考。内田以外は学者ではないが、全員が「現実と渡り合う鋭い嗅覚」を持つ魅力的な人物だ。そしてサヨクでもない4人が、「憲法第9条を変える必要はない」という結論で一致する。その理由が、それぞれユニークなところが面白い。内田によれば、9条と自衛隊は、アメリカの対日占領政策が生み出した「双子」であり、「戦争を放棄しながら、しかし自衛の軍備を持つ」という「矛盾」こそ、戦後の日本人が意識して選び取った合理的な「人格分裂」であった。アメリカに押し付けられた「現実」ではあるが、「一見両立しえないものを、両立させている知恵」こそ、日本の国益に大きく適うことは歴史が証明している。だから9条を変える必要はない。

もと軍事オタク少年で、自衛隊にも体験入隊した在米の映画批評家の町田は、戦争を遂行する「兵隊」の視点から、改憲論者の「国民国家」の無理解と抽象的な戦争観を批判する。もと作詞家のライター小田嶋は、「国を守る」ことと「愛する家族を守る」ことを同一視する欺瞞を鋭く突き、国民の生命・財産を守るという「国家の一番の使命」と9条の親和性に注意を促す。アメリカで起業した会社社長の平川は、憲法に冷淡になったここ20年の日本人の心理を分析し、「現実」とは、第9条を含めて我々が作り出すものであり、「与えられた現実にただ回収される」受動性と対置する。4人とも「原理主義」の純粋性を嫌い、9条という歴史的偶然性をどうプラスに転化するかに腐心するが、いずれも”軽いノリ”の底に優れた大局観が光る。
このレビューは参考になりましたか?
89 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Moral Minority VINE™ メンバー
形式:単行本
他のレビューからの印象で、非常におちゃらけた調子、軽いノリで冗談混じりに9条を論じる本なのかと思ったが、思っていたよりずっと真面目だった。事あるごとにわざとらしく改憲派に喧嘩を売ってるような調子もあって、改憲派にこそ読んで欲しいなどという願望をそうそう満たすかは疑問である。改憲派や右翼を含めた誰でもがクスクス笑えるような調子でさり気なく9条を平易な言い回しで擁護するような形式ならもっと意味を持ったかもしれないが。

ただ一番感銘を受けたのは町山氏の話の中のアメリカの愛国心を語った部分。アメリカではブッシュやアメリカの欺瞞を批判しデモを行う人達、黒人差別に立ち向かう人達までもが堂々と星条旗を振りアメリカ万歳と叫ぶという。アメリカにはアメリカそれ自体を批判する人などいない。誰もが理想のアメリカを心に抱え、それを愛し、現実のアメリカが汚くてそれを批判する場合もあくまで理想のアメリカへの愛国心から現実のアメリカを批判する。だからアメリカ国民は左翼でありつつも堂々と愛国心を持てる、みたいな話である。これはかなり理想的な愛国心の持ち方だと思う。

あとは同じく町山氏の話に関する事だが、町山氏の文章の最初に批判されているネット右翼の有り様については酷いと思わざるをえなかった。彼のブログやメールアドレスには日々差別的罵倒的な言葉が送られてくるとの事で、その全てに彼は丁寧に理性的な返事を返しているのだが結果は無視か「在日が日本人のフリすんな!」の一言とかそんなのらしい。町山氏はこれを面白可笑しくグチるのだが、こういう右翼は本当に人間としても問題で、これは主張以前の問題ではないか。政治に無関心な人々が多い一方で、こんな人間が政治に関心を持ち、政治を論じ、またやがて選挙権まで得てしまう事を思うと酷く憂鬱になる。敵対するにしても、論理的に論敵を批判し、論理で返されれば論理で返す。また譬え立場が違えど最低限の礼儀くらいは守る。これは社会に生きる人間として当然に思えるが、それすら全くやらず、平気で会った事もない人間を罵倒ししかも感情論でしか攻撃しない。この事は改憲が正しいとか、護憲論には穴があるとか以前の問題だと思う。

町山氏の他には内田氏のねじくれた感じの複雑な護憲論がいくらか面白かったが他の人の文章についてはあまり印象に残らず。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 内政的矛盾 2013/1/23
形式:文庫|Amazon.co.jpで購入済み
総選挙の最中、一つの単語が脳裏を離れなかった。「軽躁」である。ほんの60余年昔の日本という国を因数分解すれば、この言葉になると指摘したのは阿川弘之。筆者の論考はさておき、一色に染まってしまいやすいのが自分を含めての特質であるかもしれないというのは、誰も否定できないのではないか。本書で内田樹が書いている「内政的矛盾」を受け入れ、いきていくのがいい。GHQ民政局が提示した現憲法であるにせよ、軽躁さを自覚した当時の先人が受け入れた叡知という気がする。やはりこの件は自覚的に先延ばしにするのが一番いいように思える。
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5つ星のうち 3.0 読む価値があったのかどうかは、読み終わった今も判然としない。
 まず、私の理解だと、憲法第9条は、第1項は国連憲章の考え方をなぞっているだけで、何らおかしさはない。... 続きを読む
投稿日: 7日前 投稿者: lexusboy
5つ星のうち 4.0 「戦争を知らない子どもたち」で何が悪い?
大学生の息子に読ませたくて買いました。
願わくは息子も高校生の娘も
戦争なんぞ知らずに一生過ごせますように。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: がみがみかあさん
5つ星のうち 5.0 これまでに読んだ憲法関係の本の中で一番おもしろかった
おもしろかった!!!
2006年に出版された本が、
この時期(2012年10月)に文庫化されることに... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: moritomoaki
5つ星のうち 3.0 中庸を狙っているというか
9条というと、退屈そうですが、そうでもない。というか。

アメリカは銃をとって国と戦う権利があるとかの、比較とか。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: amazon
5つ星のうち 5.0 専守防衛とは何か?
専守防衛とは何か?深く考えさせられました。
仮に尖閣諸島に攻めてこられても、攻撃されるまでこちらは守ることしかできません。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 新社会人
5つ星のうち 5.0 憲法9条に関する新しい視点を提供
「9条どうでしょう」が文庫本で出たので読んでみた。護憲派、改憲派とは違った視点で9条を論じることを意図しておりたいへん示唆に富む本だと思った。憲法9条をどう読むか... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 小関博
5つ星のうち 2.0 説得力なし
旧態依然とした岩波、朝日的な反改憲論では確かにないのだが、結局は詭弁と強弁。... 続きを読む
投稿日: 2011/2/15 投稿者: 東北の魔法使い
5つ星のうち 5.0 序文で炸裂、内田節
護憲とか改憲とかいう下らない縛り以外の視点が欲しければ、是非ご一読を。
投稿日: 2011/1/26 投稿者: curt
5つ星のうち 3.0 自分たちの憲法であると思うためには
高らかな理想をうたった憲法(9条)であるにもかかわらず、
個人的ですが、いつもしっくりこない感じがするのは、... 続きを読む
投稿日: 2010/10/15 投稿者: 黒蜜きな子
5つ星のうち 1.0 内田樹氏は、明らかに不勉強です。素人です。
内田氏の文章についてのみ、批判を加えておきます。
本文から内田氏が憲法学・外交について無知なことは,明らかです。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/8 投稿者: 中桐
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