CG以前の、特殊効果がSFXと呼ばれていた時代、80年代はMTVが華やかなりしころと重なるので、軽いノリの商業映画ばかりというイメージがあった。
したがって映画的にはあまり恵まれていない時代だと勝手に思い込んだいたが、こうして並べてみると作品的にも歴史を感じさせるものばかりで、製作者たちも今は巨匠と言える人も多く案外何でもありの豊かな時代だったんだな〜。
リストアップされたタイトル100本のうち8割は観ていると思う。それぞれにデータやあらすじ、製作背景、トリビア等も書かれていて懐かしいが、中でもコッポラの「ランブルフィッシュ」が表紙に選ばれたというのが、私の個人的な購入の動機である。コラムも非常に楽しめたが、それも含めて同年代の編集者に共感するところが多かった。
ところで、掲載されている中で今でこそ傑作、名作と評価の高い作品であるにもかかわらずDVD化されていないものが多数あることに驚く。おそらく海外では普通に販売されているものもあり、こんなところにも日本の映画に対する貧しさがうかがえる。