神聖かまってちゃんのポップなところを一番に強調した作品と言えるでしょう。 ただこの作品からは以前のようなイキイキとした『世界を揺るがしてやるぞ!』的な意気込みは全く感じられない。
その代わりに暗くも突き抜けるような爽快感、キャッチーなリフとアレンジにはかなり力を入れていて、クオリティの高さは全二作を決して下回るものではない。
その証拠としてアルバムの一曲目『グロい花』はボイスチェンジャーの使い方からピアノアレンジ、歌詞からメロディーまで全てにおいてバンドのこれまでの魅力の集大成とも言える紛れもない『名曲』である。
また、『夕暮れメモライザー』、『僕は頑張るよっ』、『少年B』、再録の『23歳の夏休み』などかまってちゃんを初めて聴く方にも安心してオススメできる作品となっています。
個人的にはギターの歪みが減ったような、の子のギターがそれまでの作品に比べると若干物足りなく聞こえますが、みさこのドラムがその代わりとも言えるぐらいパワフルな音になっているので一安心です。