縁あって元日本海軍のおじいちゃんと知り合って、40年ぶりにウォーターラインシリーズに取り組み始めています。おじいちゃんの乗った船は、戦艦「大和」が初め、それから駆逐艦「響」、戦艦「日向」、最後が航空母艦「龍鳳」です。おじいちゃんが「作ってくれた軍艦の模型を見ていると元気が出るよ」と言ってくれるので、昨年末の響、日向に続いて、ついに新年からタミヤ社の大和を作ることにしました。
これまで10隻(ほとんど駆逐艦)ぐらい作った私の技術で毎日1、2時間、休みの日(2日間)は5、6時間造船に励み、10日間かかりました。エッチングパーツはまったく使わず、ほとんど素組みで筆塗りですが、素晴らしいシルエットに仕上がりました。感動です。堪能できました。虫眼鏡を毎晩見つめ続けた至福の時間。出来上がるのが残念なぐらい。ウォーターラインシリーズを何隻か作り続けた人の多くが取り組んできた素敵な体験なのでしょうね。
1971年にスタートしたウォーターラインシリーズ(大和も1971年に初代が発売)のラインナップの中で、私が買ったのは1回目のリニューアルキット(1998年)です。実はさらに新金型の新作が出ているのを知りませんでした。模型屋さんで旧リニューアルキットを買ってしまいました(タミヤさんの広報に電話で聞いてみると、もうこのキットは製造していなくて、店頭にあるだけだそうです。ただし部品のアフターサービスは続けているそうです)。新作は値段も上がっていますし、まあ、私の技術では、このキットでも十分、素晴らしいパーツ構成に感じました。私にとっては星5つの素晴らしいキットですが、きっと新作はもっと凄いのでしょうね。
さて以下、組み立てる上で工夫したこと、注意点等を私なりに書いてみます。あくまで、素人模型中年なので、今時のエッチングパーツを駆使する艦船モデラーの方は、すっ飛ばしてください。注意点と言っても、ほとんどありません。まず、じっくり設計図を見ながら組み立てると、だいたいうまく行きます。
(1)組み立て説明図の順番どおりに作ることが必ずしもいいとは限りません。その後の作業で破損しやすいパーツは後回しにするとか工夫するといいと思います。たとえば折れやすい機銃の砲身は後でまとめて接着するとか(2)接着する前に裏からピンバイスで穴を開けなければいけない箇所が28カ所あります。私はパーツB18の2カ所を忘れてしまいました。穴の大きさも、付けるパーツの突起部分を見ながら変えるといいと思います。あと最後部の機銃座の穴を開ける指定がありません。(3)最低限、前後の旗竿と艦橋のてっぺんのアンテナは真鍮線に置き換えた方がいいでしょう。非常に折れやすいです。メインマストもその方がいいのですが、技術がありませんでした。
しかし、まあ何と機銃の多いことか。大和の最後を知っているだけに、本当に悲しいものがあります。模型制作を機会に、おじいちゃんに戦争のことをいろいろ聞いたり、書籍を読んだりしました。その体験を私の中で大切にしたいし、また機会があれば子どもたちに伝えていきたいと思います。本筋とは、あんまり関係ない文章になってしまいました。申し訳ない。しかし、どうであれ、このタミヤ社の模型の素晴らしさは損なわれるものではないし、艦船模型制作の楽しさも永遠であると思います。