1巻では、心を閉ざした主人公が友達を守る為に共生者に身を委ねるシーンが
ベタではあるが、とても熱く感じさせてもらえました。
2巻では、主人公が心を閉ざした理由が打ち明けられ、「人は一人ではない」という
メッセージ性にやはりベタではあるが感動させられます。
そして3巻。共生者と主人公のやり取りは面白いが、いかんせんストーリーの
流れに強引な所を若干なりとも感じます。1巻、2巻が好きでも3巻でついていけないと
感じる読者が出てもおかしくない展開。
世界規模で始まった進化の異変を作者はどう収拾するのか?
このあたりは、4巻が大変気になるところでもあります。
3巻も物語の主題は1巻、2巻と同じく「人の繋がり」のようです。
しかしながら、1巻、2巻と異なりそこには「一人はいやだ。ずっと繋がっていたい」だとか
「自分の許容するもの以外いらない」という、目を背けたい人の本心が
顕わに描写されています。このような負の部分は読んでいても滅入ってきますが、
そういった負の部分を作者がどのように昇華し物語をまとめるのか。
4巻が楽しみな作品です。