■本書の中で、ウイグルのことを『ウイグル自治区』ではなく、ウイグル人のつけた『東トルキスタン』
と呼んでいる。評者もそれに習うことにした。
■感想など
1.正確な報道をできないマスメディア
東トルキスタン最大の街ウルムチで、ウイグル人が大勢、殺された。漢族の虐殺と呼ばれるべきな
のに、日本のマスコミは正しく報道しない。逆に、ウイグル人の平和的なデモを、“暴動”と報道
していた。日本のマスメディアは『日中記者交換協定』という足かせによって機能不全に陥ってい
る。正確な報道をするのが記者ではないのだろうか。それができずに事実を捻じ曲げて報道するく
らいなら、記者をやめる気概がないのだろうか。不正が公正としてまかりとおるのを許す協定だ。
2.レアメタルの産地
石油、天然ガス、レアメタルなどは、東トルキスタン全域で採掘されている。チベットからパンダを
盗んだのと同じことをしている。
3.中国産食品について
2008年に発生(発覚)したいわゆる中国製毒入り餃子事件以降、中国製食品の危険が指摘
されているが、背景事情を、中国産野菜に対して食欲がなくなるほど具体的に記述されている。喉元
過ぎれば…というが、評者の周辺でも、中国産野菜の方が安いからといって、購入する家庭が出てき
ているが、多少高くても産地にはこだわりたい。
4.『そして日本が……』
平和ボケしている場合ではない。なるようになるさと構えていたら、気がつけば日本も中国の自治区
にされていても不思議ではない。
■本書をアマゾンで購入し、届いてから先に見たのは、一番最後のページだ。
『2010年1月23日 第1刷発行』となっている。『東トルキスタン』で起きた真実への関心は、
まだ低いのではないだろうかと心配になる。私自身、やっと関心が高まってきたばかりだけれど。。
何回も増刷されるほど売れることを願う。