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7月24日通り
 
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7月24日通り [単行本]

吉田 修一
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

爽やかな王子様vs.地味でイケてない私 この恋の主役になっていいの?

リスボンの街並みと少女まんがを愛するOL・小百合は妄想世界で満足していたが、クリスマス前に憧れの先輩と大接近!地味体質ゆえに恋から逃げ出しそうで……!? --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

間違ってもいいから、この恋を選ぶ。そう思ったこと、ありませんか?「東京湾景」の著者が送る、最新長編ラブストーリー。

登録情報

  • 単行本: 175ページ
  • 出版社: 新潮社 (2004/12/21)
  • ISBN-10: 4104628034
  • ISBN-13: 978-4104628032
  • 発売日: 2004/12/21
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 624,993位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
うまいこと考えますね、というのが最初の感想です。主人公の女性が、自分のように冴えないくせにかっこいい彼氏(しかも自分の弟)をもつ女性に対する嫉妬と同情が、小見出しにうまく取り入れられています。主人公の気持ちかと思いきや、すべて彼女の自己分析だとわかる。主人公が勝手に「私と同類」と思っていることともつながっています。

小説全体が主人公を中心にしてこの「同類」=「二重化」でできています。「かっこいい男」としての憧れの先輩と弟、「いまいちな男」としての同級生と画家崩れ、「いまいちな女」としての私と弟の彼女、そしてこの街とリスボン。こうした二重化は私の現実からの逃避のせいなのです。私は自分の現実と向き合わないようにするために、周囲を二重化してあいまいにしています(こんな田舎に住み、いまいちな男に告白される、かっこいい弟をもったさえない私)。この私を現実から守るための二重化戦略が崩れていくことで物語が動き出す。

ところが、最後に「かっこいい男」に会いに行く場面は、二重化戦略をなくすような大胆な行動のようですが、実はあいまいな二重化を強化することになっているのではないでしょうか。明らかに心が共振している画家崩れの男ではなく、すでに見込みがないことがわかっている先輩へと向かうことは、もうひとつの現実からの逃避ではないでしょうか。心のつながり(なんかわかる)よりも社会的な評価(かっこいい)を優先することは、自分から出たものではないものを信じてみるというポーズに見えてしまいますが、どうなんでしょうか。

ともかく、構成と細かい機微の描き方はさすがにうまいので一気に読めます。良質の小説です。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
ずっと思い続けていたひと。街を歩けば人々の視線を集める美しい容姿。このひとと過ごす毎日はどんなものだろう。

新しく出会ったひと。人とは違う面白い感性を持ち、優しさにあふれている。このひととなら穏やかな幸せを得られることは間違いない。

二人の気持ちは、今あなたに向いている。
自分を平凡な女だと評価するあなたはどちらに歩み寄るだろう。
っていうのが大体の大筋です。

書店でこの本をレジに持っていくことが、男の自分には少し勇気がいりました。
帯に、「恋の奇蹟」ってデカデカと書いてあったから。
でも吉田修一を読み続けていて、ただの甘い恋物語ではないことがわかっていたので、自意識過剰にも顔を少々赤らめつつ女性の店員に差出しました。
読んで良かったと思える恋愛小説ってあまり記憶にないけど、残りそうです、これ。
吉田修一って、人間ならなんでも描けてしまうんですね。わからないひとです。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
表現のしかたに女性らしい感覚があり、とても日常的な言葉で綴られているので読みやすい。
主人公の嫉妬感に共感できるところがあり、目立たずぱっとしない主人公が、次第に成長して行き最後は予想と違ったが納得できる終わり方だった。
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文芸です
... 続きを読む
投稿日: 9日前 投稿者: り
7月24日通り
平凡な自分が住む街をリスボンに置き換えて日々暮らしているという設定が... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: xx
飛び出す必要があるということ
空想の世界は自己充足的で楽しいが
時にはその世界から飛び出す必要がある。

主人公の弟へのプライド... 続きを読む
投稿日: 2010/4/24 投稿者: dance3
・・・。
地味で目立たぬOLの主人公は、港が見える自分の住む町をリスボンに見立てて毎日を過ごす。そんな折、昔の片思いの相手に会い一歩を踏み出す。読了後、特に何も残りませんで... 続きを読む
投稿日: 2010/4/23 投稿者: h
踏み出してみる。
踏み出してみる。
間違いかもしれないけれど、
もしかしたら、
物語の主人公になれるかもしれないから。
投稿日: 2010/2/11 投稿者: shigekey
地味で目立たない地方都市のOLの恋の行方が気になってしまうんだから、大したものだ!
吉田修一の小説の魅力は、描かれる都会の情景が詩的で美しく心に染み入ってくること。でも、本作は地方都市の平凡な冴えないOLを主人公としたせいか風景まで冴えず小説の魅... 続きを読む
投稿日: 2009/3/18 投稿者: ゆうき
読みやすい若い人向きの本
読了後、カバー裏を見ると著者の作品「東京湾景」を以前読んでいたことを思い出しました。その本に対しては「ドラマのように流れるストーリーだが、不要な登場人物もいて完成... 続きを読む
投稿日: 2008/2/16 投稿者: vatmideo
女性の「ちんまり感」がよく表れています。
主人公の「失敗したくない」気持ち、よく分かります。弟の彼女に、イケてない自分を重ね合わせてイラ立つ主人公。弟の彼女の行動(というか、彼氏への信念)が、キーワードな... 続きを読む
投稿日: 2007/7/24 投稿者: Lemon-High
夢見る頃は、過ぎたか?
主人公は自分の住む「地味な地方都市」をリスボンになぞらえて、通りや町名を呼んでいる。自分自身も外観は地味だが、モデルにスカウトされるほど美形の弟を唯一の誇りとし、... 続きを読む
投稿日: 2007/7/5 投稿者: 汲平
タイトルの日が誕生日の友人から借りて読んでみた。
主人公は地元で暮らしているということが肝になるお話。

ずっと地元に住んでいるという女性の方なら... 続きを読む
投稿日: 2007/6/29 投稿者: 北斗の件
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