三谷知子さんの短編集。
日常にほんの少しのフシギをつめた、暖かくせつない物語たちが胸を打ちます。
クリスマスをキーワードにしていますが、安直な恋愛ものではない
さまざまな角度からひねった展開に唸ります。
物語に徹底しているのは懸命な人たち(とトナカイ)への暖かい目線。
そして絵柄がとても美しく、サンタの家の造形やメガネをかけたトナカイなど、背景やモチーフにちりばめられた凝った遊びがいちいちかわいくて、好み。
「6月のサンタクロース」夏に仕事をサボるサンタの話。ラストに驚き。
「恋のリース」100点とったらデートと先生にせまる男子高校生。せつないーー!!
「プレゼント準備工場」クリスマスプレゼントは不器用なトナカイが工場で作っている。一番感動します。
まんがが好きならクリスマス関係なく読んで損をしない一冊。
この作家のファンになりました。