皆さんおなじみ「悪意の特盛り一丁ツユだくで!!」な大石節は2010年も健在ですが、
全部で11編の短編収録と、どのエピソードもいささか細切れ&小粒すぎ。
この辺は掲載誌の都合でしょうが……まァその分テンポ良く読めますが……
う〜〜ん……やっぱり「悪意濃度」がかなり希釈されてる感はあるなァ。
もっと掘り下げてほしいエピソードもあったので、チト残念。
(とはいえ大石ファンなら読んで損は無しだ)
「時間を止め、その止めた時の中で自由に振る舞える」という、
多分誰もが一度は考えたことのあるシチュエーション。
その辺にいそうなフツーの人々が狂って……もとい本性をさらけだしていく様は、
なるほど使い古しではあるが、確かに大石作品にはもってこいのネタ。
もし私がこの能力を手に入れたとしたら、
おそらくこの文庫の登場人物達と同じように、
欲深で下劣であさましい事を平気でするんだろうな。
うん。だから自分は大石作品を好んで読むのだ。
そしてそんな自分が大好きだ。
え なんか文句あります? じゃあなたは何を?
…………は? 世のため人のためになることをするに決まってる?
ええい! この大嘘つきめ!!
「殺人勤務医」を2万回読んでから出直してくるがよいわ!!!!!