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6ステイン (講談社文庫)
 
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6ステイン (講談社文庫) [文庫]

福井 晴敏
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ファン待望の初短篇集、ついに刊行!
存在を秘匿された組織、市ヶ谷防衛庁情報局で過酷な任務に身を投じる工作員の男たち、女たち。20世紀にいくつかの「染み」を残した彼らへの、6編の鎮魂歌。
いまできる最善のこと/畳算/サクラ/媽媽/断ち切る/920を待ちながら --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱い人間讃歌、人生を戦うすべての者へ。

登録情報

  • 文庫: 496ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/4/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062757087
  • ISBN-13: 978-4062757089
  • 発売日: 2007/4/13
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (36件のカスタマーレビュー)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 福井ワールドの物語の中核を占めている重要な存在、防衛庁情報局=『ダイス』。なかでも長編にはあまり登場しないAPと呼ばれる裏方の活動員が様々な思惑に巻き込まれながらもそれぞれに「今できる最善のこと」を為していく。不器用で、見て見ぬふりの出来ない登場人物たちが政局や国際情勢など大きなうねりに抵抗しながら自分たちの存在証明をしてゆくさまは、「亡国のイージス」など大ヒット長編と同じテーマを共有することが出来る。「この作家、長編だけでなく短編もイケる!」という第一印象は、たぶんデビュー作から根底に流れる一貫したテーマ故なのだろう。
 そして、第6篇の「920を待ちながら」には“あの人”の“あの時”以前の活躍が…。人気キャラクターの前後譚というのはファンサイトではよく見るが、作家本人が大まじめに取り組んでるあたりは『市ヶ谷サーガ』の面目躍如たるところ。登場人物がちょっとずつクロスオーバーする福井ワールドのファンには堪えられない、お薦めの短編集。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
6本すべてに防衛庁の情報局員が登場。ただし、彼らは如月行や渥美大輔のような“超人”ではない。家庭と仕事の狭間で悩む有職主婦だったり、中年太りの内勤専門だったりと、どこにでもいる市井の人々だ。精神的にも経済的にも一般市民と変わらない人たちが、複雑な組織と境遇に翻弄されながらも“筋”を通そうとする様は、サラリーマンのハートをガッチリ掴んで離さない(苦笑)
いつもの長編だと、ここまで平凡な人たちを主役級に据えるわけにはいかない。福井氏はその辺をよく心得ているのだと思う。
個人的には「920を待ちながら」。構成密度は長編級だし、通勤中に読み終えて不覚にも泣きそうになった。福井氏の長編を一通り読んでいる人は、本作を避けると後悔しますぜ。いろんな意味で。
蛇足ながら、この短編集には福井氏が生まれ育った城東地区が徹底的に描き込まれている。宮部氏も同じ界隈をよく描くが、長いこと墨田区から葛飾区辺りを転々としている立場から言わせてもらうと、福井氏の城東のほうがリアルで切実で愛情に満ちている。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
短編集ながらも、骨太なストーリーは健在!
「畳算」では今までとは少し違ったテイストでほろ苦く哀しかった。
「媽媽」と「断ち切る」は両編合せて映画化して欲しいぐらい心に
沁みるストーリーだった。場面映えする内容だと思いましたし。
「920」は亡国ファンなら見逃せません。
普段の日常とは少し違った世界を見ているのに、感情移入し易いのが福井作品。是非、ご一読を!
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
なかなか熱いけど。
個人的には畳算が大好きです。なかなか「不実な生」と「誠実な死」は考えるものがあった気がする。仕事で命を賭けて守りたいか、守るべきものかどうか悩むけど「普通」を守る... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 速未真生
ナイトキャップに最適
この本の読み方としては,こう言うのはどうだろう。
たとえば小説の場所設定と同じところで読むのだ。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: Gori
短編集と言うより、持ち味たっぷりの連作
長編作家が短編を書くと、どうも物足りないと言うか、書き込み足りない、と言う印象を受けることがある。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/25 投稿者: aquatio
文学的価値や技巧の巧拙より、ただ人の持つ暖かみが心地良かった短編小説
あさのあつこ氏の「あとがき」から読み始めると「わたしは自分の感情のままに、構える事もなく格好をつけることも捨てて、泣いてみる。人間のせつなさに、温かさに、哀しさに... 続きを読む
投稿日: 2009/8/29 投稿者: New JJ-K 72
福井デビュー
福井デビューである。
乱歩賞受賞作はほぼ読んでいるが、なぜか、この作家だけは
読まずに来た。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/20 投稿者: I'll go to a place in the sun
珠玉の作品です
どのタイトルもページをめくるのが惜しい珠玉の短編集です。長編が多い「文豪」の短編はどんなものなのかと思ってましたが驚きです。こんなのが連載されていた雑誌もスゴイ。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/29 投稿者: JPN Lapis
一気読み
日本を舞台に数々の諜報戦が繰り広げられるハードボイルドアクションノベル。六つの短編から成るがいずれも読み応えは十分。決して軽く読み飛ばせる類のものではないが、一気... 続きを読む
投稿日: 2007/9/7 投稿者: toto1973
良さを全面に押し出してはいるが
「イージス」「ローレライ」などと「大作作家」のイメージがある福井晴敏。短編はうまくいくのかどうかと不安ではあった。しかし、福井色を押し出し、緊密なプロットと文章で... 続きを読む
投稿日: 2007/7/21 投稿者: 暇な書評人
爽やかな読後感!
福井氏の作品の中では一番いいんじゃないでしょうか?ひとつのテーマで6話の短編が描かれているが決して破綻していなく実に読ませる。マニアックな描写もありながら非常に読... 続きを読む
投稿日: 2007/6/29 投稿者: プゾー
熱いぜ!
著者の本は初めて読みました。短編集のわりにはどの作品も力が入っていると思います。年配の主人公が多くあんまり若い主人公は出てこないですが、彼等の熱さは若者の私にも伝... 続きを読む
投稿日: 2007/5/14 投稿者: ヲサム
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