ここには協奏曲を中心にした18のヴァイオリン作品が収録されています。4大ヴァイオリン協奏曲(ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキー)もすべて収められています。50とあるのは楽章ごとにカウントしているからで、名曲のさわりだけでなく全楽章収録されているのは嬉しいところです。
録音状態や演奏者の技量にはややばらつきがありますが、ブラームス(op.77)以外は平均以上の演奏をしています。
特筆したいのは、のびやかで躍動感あふれる ヴィンシャーマン指揮、ドイツ・バッハゾリステンのバッハ(BWV1042と1043)とモーツアルト(協奏曲3,4,5番,K218,216,219)が収録されていること。
そして、ぜひ聞いて欲しいのが Stoika Milanova のバイオリン。グラズノフ(op.82) を弾いていますが、最初の数小節を聞くだけでただ者ないことが分かります。調べてみると67年のエリザベート王妃コンクールでクレーメルやカントロフを押さえて2位だったようです。その高い技量と情熱のこもった演奏は一聴の価値ありです。この2者の演奏を聴けるだけでも、★5つの価値はあると思います。
ちなみに他の収録曲は、ベートーヴェン(op.61)、ヴィヴァルディ(op.8-10,7,6)、メンデルスゾーン(op.64)、ブルッフ1番(op.26)、チャイコフスキー(op.35)、パガニーニ1番(op.6)、サンサーンス3番(op61) のコンチェルトと、モーツァルトのアダージョ(K.261)とロンド(K.373)です。
(Rendezvous of Angels シリーズを揃えている方はそちらと重なる音源が多いので要注意です)