理由は言うまでもありません。アメリカ発の金融危機が、アメリカはもちろん世界の「世の中のしくみ」を根底から揺さぶっているからです。
その結果、それまで常識とされていたこと、当たり前であったことは、残念ながら加速度的に瓦解していくことになります。
本書は、サブプライムショックをはじめ、今まさに企業の現場で起きている変化、すでに採用の現場で起きている常識の変化、そうした変わりゆく採用の修羅場の渦中で書かれました。
たとえば・・・。
◆◆◆今後、「SPI2対策は徒労」に終わる◆◆◆
あなたはご存じでしたでしょうか?
誰もが知る某メガバンクの一つは、2009年度入社者の採用の合否の判定に、SPI2の結果を全く利用していなかったことを・・・。
つまり、昨年まで、皆さんの先輩たちが「内定獲得の第一歩!」と信じて疑わなかったSPI2対策をいくらしても、実際の採用の合否には全く影響がなかったのです。(ただし、そのメガバンクもSPI2の結果を全く利用していないわけではありません。彼らはSPI2の結果を「配属先の決定」の判断材料にしています。)
ここでは、スペースの都合上、屈指のメガバンクがSPI2を採用合否基準として顧みなくなった理由を明かせませんが、それにはれっきとした理由があるのです。
ということは、他の企業もそれに追随する可能性が高いということです。
本書には、この例をはじめ、既存の就職指南本の多くが全く見落としている「最新事情」をたくさん盛り込みました。(自己分析の無意味さ、やりたいことを探すことのワナ、採用担当者が使う禁じ手等)
◆◆◆100冊以上の就活本のエッセンスを抽出◆◆◆
本書の執筆にあたり、2008年6月までに世に出た「就職関連書籍」「就職に役立つ書籍」のうち、売行き好調とされていたものの中から107冊が参考図書として使用されました。
巻末付録として、そこから更に厳選した25冊を「厳選 就職指南本 お勧めの25冊」として、また、就職関連書籍とはいえないものの、実際には就職活動に大きく役立つと思われる75冊を「厳選 人生の転機に効く本 お勧めの75冊」としてリスト添付しています。
◆◆◆最後に・・・◆◆◆
本書には、2回目の就職活動をしようとしている人や、実際に2回目の就職活動に踏み切った人たちから「もっと早く、この考え方に出会っていたなら私の人生はきっと違ったものになったに違いありません!」と、異口同音に感謝の声が多く寄せられた独自の考え方が盛り込まれています。
そして、その『独自の考え方』は日本経済新聞系の就職関連雑誌をはじめ、長期間にわたって多くの就職・就業・人事関連メディアでも特集が組まれたり記事掲載されています。
今回の書籍化にあたり、表面上は小学生が読んでも理解できる分かりやすい表現を多用するように努めましたが、その実これは、学歴を問わず、就活本を信用しない人、読むのはお金と時間の無駄だと思っている人、あるいは単なる小手先のテクニックを当てはめるのではなくて、もっと戦略的に就職活動したい人、つまりは本当の意味で、よりハイレベルな人たちを読者に想定して書かれた「実用書」「確実に結果を出すための本」なのです。
本書が、「その他大勢の人」ではなく、そうした少数派の方から選ばれることを願ってやみません。
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