子どもの割合や、パソコン・携帯電話の普及率、自動車所有世帯率などは、マクロの視点からマーケティングを行う場合に役立つだろう。また県民性という意味では、1日のタバコ代、外食飲食代、豚肉購入額、ペットフード代、くだもの代、お菓子代などのおもしろい調査結果が出ている。福島がくだもの代のトップ、新潟・秋田が清酒販売高で1、2位を争うなど、予想どおりの結果も多いが、京都が語学の月謝でダントツ1位、北海道は1か月のタバコ代が2377円で2位の石川に900円近く差をつけるなど、意外に知られていない情報もある。さらに、アイドルの出身県や高校野球の勝利数、吉本興業所属タレント出身県、大相撲力士出身県など、ミーハー心をくすぐるような内容も掲載されている。
ひととおりデータを眺めてみると、ビジネスチャンスや県民性、住み心地のよしあしなどが、おぼろげながら見えてくる。話のネタとしても使えるので、教養として読んでおいても損はない。(土井英司)
ところが、『家計調査年報』を紐解き、1世帯当たりの「ラーメン代(外食)」の項目を見ると、なんとラーメン代(外食)を最も多く遣っているのは、予想に反して1万1,079円で山形県。以下、秋田県(1万1,025円)、福島県(1万974円)がベスト3。ベスト10内には宮城県、青森県、岩手県など5県が入っている。冬の寒さをしのぐには、やはりアツアツのラーメンなのか。
婚姻率・離婚率・持ち家率に快晴日数・降水量……、こんな面白データを集めた本書、きっとお国自慢に花が咲くこと間違いなし。
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