故あってイスラーム史について勉強しなければならなかったのであるが、まず初めにイスラム教の外枠を知りたいと考え手にしたのが本書である。
内容は高校生向けの講義を活字にまとめたという事で、少々無理に若者言葉を使っている感があるものの全体としては非常に読みやすい。
本書を読んで思わされた事はイスラームは宗教というよりも一つの社会と捉えるべきだはないかという事であった。
しかも、それが中学校の社会科の教科書に書かれるようなストイックな内容ばかりでない事が面白い。
例えば、なるほど断食は確かに日中、何も食べない事は辛そうに聞こえるが、代わりに夜間に豪華な食事が用意されている事は、思わず微笑んでしまいそうだ。
タイトルの「45分でわかる」は少々大げさであるが、少なくとも1〜2時間で読み切れる量である。