人間は自殺する唯一の生物である。これは、人間が「観念としての死」を持つからだという。生きている限り、人間にとっての死は現実にはあり得ず、すべて観念である。死が観念であるために、自分の思いのために死ぬ、殉じて死ぬという行動が出てくる。自殺する人は、死ねば楽になるという一念で実行するが、死んで楽になる保証など、どこにもないと説明する。
著者の人生観、死生観も盛り込みながら、易しい言葉で哲学を論じる。
(日経ビジネス 2004/08/23 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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