登録情報
|
本格SFには違いないが、かなり地味。おまけに表紙と違って貧乳の主人公がかなり抑制の効いた……というか抑圧的な性格なので、なかなか感情移入もできない。中盤、シェイクスピアのプリントアウトを手渡されるシーンでは、「おまえ、そこは泣くところだろ!」と思わず主人公にツッコミを入れてしまったほどである。
じゃあストーリーに没入できるかというと、項を追うごとに謎が解き明かされるわけでもなく、深まるわけでもなく(結末の数10ページで一気に解決するタイプ)。けっきょく面白いのは、異星の大地をひたすら歩く、サバイバルのところ。冒険小説として読めばなかなか面白い……かも。
軍隊の命令なんだから当然なのに、
無理矢理望まない任地に派遣させれて一刻も早く帰りたい主人公の不満なんて、
読んでいても不快なだけだし、
主人公の特殊能力である共感(エンパシー)も~~、
本作のテーマと関係があるとは思えません。
惑星上をさまよう時に出くわす生物も、中途半端に地球型だし…。
解説にあるように、異星のタンパク質を摂取した時に起きるアレルギー反応などは
ハードSF調で良かったが、これまた本筋とは直接関係ありません。
問題点をひとこで言えば、盛り込みすぎ、ということですね。~
いくら世界設定が緻密でも、主人公に感情移入できないのでは、つまらないです。読み終えて、疲労感ばかりが残りました。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|