例えばMBAのブランド価値や希少性は以前より目減りしているが、その一方で「高い英語力」への期待感は高まっていると指摘。ならば効率よく英語学習だけに集中すればいいと指導する。また、自分の発想力を磨くためには「過去の成功体験」を捨てよと言い、自らの目で完成形を描ける戦略的思考を身につける方法を示す。
(日経ビジネス 2004/05/31 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
勉強する人の必読書,
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レビュー対象商品: 40歳からの仕事術 (新潮新書) (新書)
タイトルで損をしている。「40歳からの」で年代を限定してしまい、「仕事術」で安易な印象を与えてしまっているのがもったいなすぎる。40代に限らず、すべてのビジネスパーソンが読むべき。45歳の誕生日を迎えたメーカー勤務の主人公、朝倉。彼が自分の将来に悩み、元同僚に連絡を取る。ひとりはMBA取得後、経営コンサルタントとして活躍している岩下。もうひとりが外資系メーカーに転職した阿部。そのふたりが朝倉を助けるべく「新橋ビジネススクール」を開講し、40代からどう勉強すべきかを伝授するというストーリー。 ストーリー形式というと食傷気味の感はあるが、とてもよくできている。ストーリーに引っ張られて、内容はなんとなくわかったつもりなんだけど、結局ポイントがわかんなかった、というのは良くある話だが、この本ではそういうことがない。会話中でもきちっとポイントを示してくれるし、章ごとにまとめのページがあり、簡潔に要点が整理されている。 40代に限らず「MBAを取った方がいいのかなぁ」とか「英語の勉強どうすりゃいいんだ」とか、「これから新しいことを覚えるって言っても」という悩みを抱えているビジネスパーソンは多いはず。要は「どこから、何をやればいいのかわからない」という悩みだ。 そのような悩みを解決するのに必要なのが「戦略」という考え方だ。この本では ・思考技術 ・分析技術 を学ぶが、本書を通して一貫して流れているのが、この「戦略」という考え方。「戦略」を一言で言い換えると「捨てる意思決定」ということ。 このように戦略的に勉強をすることを主眼として、思考技術や分析技術、コミュニケーション技術の身につけ方、伸ばし方が丁寧に解説されている。どの技術もとてもわかりやすく説明はされているが、身につけるのはそうそう容易なものではないので、本書を再読しつつ、毎日の仕事の中で意識的に実践する必要があるだろう。また「5Cの方法論」や「時間管理十訓」など、よくまとまっている方法論は、手帳に書き写すなどして、完全に身に付くまで読み返すといいだろう。 このような本には共通して言えることだが、通読して満足してしまってはいけない本だ。例えば、自分で考えるための訓練法として、通勤電車の中で吊り広告などを見て、目に入ったものについて課題や解決策を考えていくというものをが紹介されている。この方法論自体は決して目新しいものではないだろう。多くの人が言っている訓練法だ。しかし、このやり方をどれだけの人が実践しているだろうか? 英語にしても、ビジネスの能力にしても、本当に身につけたいのなら、最低限の方法論を押さえて、後はとにかく実践する。そういうことを思い出させてくれる。どんな年齢であれ、勉強だけをできる環境にいない人ならぜひ一読すべき本。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
久しぶりに感動を覚え、勇気をもらいました,
By カスタマー
レビュー対象商品: 40歳からの仕事術 (新潮新書) (新書)
兎に角、すぐ読める。最初の一回は3時間で一気に読んでしまった。今後の40代、50代、60代まで展望した長い人生の糧になるであろう金言をいくつももらった。 たった一回読むだけでやめてはいけない。"難しいことを易しく書くのが一番難しい”と言われるが、この本のためにあるような言葉だ。 この本の教えどおりに、机の前に散乱していたビジネススキル本を叩き売ることにした。これからは”自分の頭で考え”、毎日自分の力を磨いていきたい。良い本です。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
“社会人よ,勉強しろ!”というスタンス,
By BCKT (長崎県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 40歳からの仕事術 (新潮新書) (新書)
序章 終末と始まりの予感第1章 MBA不要論 第2章 自立するための思考法 第3章 本質をえぐる分析技術 第4章 メッセージを売り込め 第5章 自分を変える戦略 終章 決断 著者は東京(1958年)生まれ。本書執筆時はA.T.カーニー勤務(ヴァイス・プレジデント)。経営コンサルタント。慶応大(経済)卒。シカゴ大学でMBA(with honor)。すげぇ,“MBA with honor”ってのを初めて見た。東京銀行,ボストン・コンサルティングに勤務履歴。ってことは,堀紘一とお友達(本書あとがきに言及あり)。Wikiには,「ベイン・アンド・カンパニー日本法人代表」という肩書もある。 親書で初めて対話形式の文章を読んだ。40歳を過ぎてこんな体裁の親書を読むとは不覚であったが,偏見を打破された思いがした。表紙カバーにある著者の写真はちょっときもいが,文章やその思想はとてもわかりやすい。 著者は“ビジネス書・ビジネススキル本”がサラリーマン読者にさえ与える抵抗感をよく感知している。しかし,“社会人よ,勉強しろ!”というスタンスは,まるで綿に包まれた針のように柔らかい表現の中に鋭利である。 僕ももっと勉強しよう。(459字)
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