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本の中で、彼は誰もが「速読」本を読んで思うことをただ書き連ねている。速読に関する書籍を読み漁った、と氏は言っているが、本の中で鴨にされているのは川村明宏氏の速読術だけである(川村氏の提唱する速読術より、批判するべき速読法提唱者はたくさんいると思うが)。川村氏の速読法に関して、第2章全てを使い切って批判をしている。正直この章は、速読術に興味のない人にしてみれば、意味不明の章であり、速読のトレーニングを経験したことがある人にとっては、気分の害されるものとなるだろう。第3章以降の高島氏の提唱する速読法を紹介しているが、正直、創造性に乏しい、新味に欠ける物である。どの方法論も、この手のハウツー本を読ァ?だことのある人にとっては何度も見たことのあるものである。彼の提唱する「捨てる」速読法を使ってしまうと、おそらく、タイトルのとおり、10分で本書を読めてしまうだろう。
高島氏の勉強理論を知りたいのなら、「社会人の勉強の技術」を参考にした方がよい。文庫(三笠書房)なので安いし、内容もこの本よりも充実している。
最後に、氏は本の中で、速読の誇大広告を非難しているが、この本のタイトル「1日10分」こそ誇大広告なのではなかろうか?